「最後までは観れる」激戦 ハート・オブ・ファイト takamaruさんの映画レビュー(感想・評価)
最後までは観れる
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俳優が子役を含めて良かった。そしてストーリが単純だが、どうなるか気になるという点も良かった。格闘映画といえばトレーニングのシーンだから、そのシーンは余程のことがないと失敗しないだろう。
ということで、最後まで観れる要素はあった。
総合格闘技のストーリー部分では、10回勝ち抜けるのか?そんな単純にはいかないからどうするのかという、この勝ち抜きというルール的にも話の展開を、あえて観客に読みやすくして、興味を引っ張っていくという点では上手くいっていと感じた。
しかし、そこまで引き込まれなかった理由が分かったのは、主人公が試合に出るとなったところからだ。
結局、弟子も病気の母親と子供達も、この為の小道具でしかなかったと分かったからだ。
もっと単純に主人公だけに焦点をあてたストーリーであれば、潔く入り込めたと思う。
最後に主人公を盛り上げる為に登場しているだけの人物たちの話だからどうも乗れないし、そもそもその部分に時間を費やし過ぎだろと、結局なってしまう。
そういう意味では、ネタを何度も使っている点も、それが伏線というか分かりやすさになって、観客が感動などをすると、作り手が思っている節があった。
全体の見せ方は上手くは無いが下手でもなかった。
そういうことで最後までは観れる、観させられる、という映画だった。
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