「格闘シーンよりドラマが熱い」激戦 ハート・オブ・ファイト 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
格闘シーンよりドラマが熱い
誰かのために闘うと言うのは尊い。
その日暮らしの主人公に弟子が出来て、入居先の母娘と絆を深めて、それらのために闘う事で自分を取り戻す様は熱くて良かったが、見せ場の総合シーンがまずかった。
作りもの感が強くて、こんな風に決まらないだろ、そんな手打ちで決まるか?と熱くなるべき所で冷めてしまった。
僕的には最初に出て来た出来損ないのボンボンの二代目、アイツを総合で成り上がる事で見返して欲しかったが、それきりだったのと、その時に出て来たスーツの美人な女の子との恋愛が始まるかと思ったらそれも最初だけで、読みと全く違った。
日本では野球賭博が裏社会との繋がりや八百長に発展するから問題となっているが、
中国では八百長でキャリアを棒に振ったのに、まだ賭けはしているところに驚いた。
主人公の再生がテーマとしてあると思うのだけど、そもそも根は良い人だから、再生の過程にさほど感動出来なかったと言う印象でした。
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