劇場公開日 2016年2月13日

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「愛することってなんだろう。道標をくれる不思議なストーリー。」マンガ肉と僕 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛することってなんだろう。道標をくれる不思議なストーリー。

2016年3月5日
PCから投稿

悲しい

幸せ

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:癖のある登場人物達が織り成す、どこか不思議で切ない人間模様に、“誰かを愛する”ということの本質を教えられるよう。
否:お話そのものは淡々としているので、眠くなるかも。ラブシーンも結構あり。

 一見淡々としたストーリーの中で、突然サトミがワタベの家に転がり込むところから、少し不思議なテイストの物語が始まります。
 優しすぎる草食系男子だったのに、次第にたくましく変わっていくワタベや、男を忌み嫌い、わざと太ろうと偏食を続けていたサトミ、そして猟奇的なまでに恋愛に依存する菜子。それぞれが織り成す物語が、人間の本質を掘り下げていくようです。
 誰かを愛する上で、本当に大切なものは何なのか。そうした普遍的な問いに、ある種の道標のようなものを示してくれる作品だと感じました。
 ラブシーンなんかもありますが、愛や恋に迷った時に、是非観ていただきたいですね。

映画コーディネーター・門倉カド