「ボスニア・ヘルツェゴビナの冬」鉄くず拾いの物語 Hrayyiさんの映画レビュー(感想・評価)
ボスニア・ヘルツェゴビナの冬
印象深いのは冬、雪の寒々しい情景。
そしてボスニア・ヘルツェゴビナの山村と主人公の男の背中。
撮影は主人公の男を後ろから撮って映画というよりドキュメンタリーをみているようだった。
車からの寒々しい雪と工場とさみしい土地。とてもいい風景と思ってしまった。絵のようなところ、豊かではないけどとってもこころ揺さぶられるような。
主人公は言う、「戦争の時の方がよかった。」誰もが戦争がないのが幸せで平和と思っているご時世でこんな事を言わせてしまうものは何なのだろうか。幸せとは人それぞれ違うけれども戦争が終わっただけではダメだと考えされられた。
ただの鉄くずを拾う物語と単純に思わずに考えなければならないものがある。
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