「作り手の想いはストレート」ゼウスの法廷 堂々庵さんの映画レビュー(感想・評価)
作り手の想いはストレート
クリックして本文を読む
人に勧められ出向いたが、
ドラマツルギー(あまり使わない言葉?)としては
かなり強引な感じで
まずあり得ない話として、
逆説的に見る側のスクリーンに映ってしまう傾向有り。
日本の法曹界に向けた痛烈な批判の意思、想いは強烈に伝わる。
しかし、その批判(庶民の怒り)が暴力を内在する手段にのみ
集約された感じでかなり残念。
奇しくも、袴田事件の再審請求が認められた日に
観たことになった。
日本の裁判制度に対して、映画の作り手と同じ思いにさせられている。
まるで教育ビデオドラマばりの簡素な画面背景からして、制作資金調達は相当な苦労があったのではないかと推察する。
それでもその批判的姿勢を貫いた
作り手に敬意を表し、星3つ。
コメントする