「宮崎駿監督の傑作」風の谷のナウシカ ホラー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎駿監督の傑作
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1984年公開。
当時、私はまだ幼くてこの映画を知らず、映画館で観ることは叶わなかった。
初めてTVで見たのは10歳を過ぎた頃だろうか、我を忘れるほど衝撃を受けたことを覚えている。
メーヴェで軽やかに空を舞う姿に憧れ、少女と蟲との交流に胸を打たれ、環境問題や戦争の不毛さを知った。
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以来、宮崎駿監督のジブリ映画にどっぷりとハマり、ナウシカ・ラピュタ・トトロに至っては、何十回観たか分からないほど😅
展開どころか、セリフまで覚えてしまった為、しばらく観ることは休止していた。
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ナウシカを知って30年を経て、まさか映画館で観ることができるなんて。
もう席に座っただけで泣きそう。
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⚠️ややネタバレ⚠️
映画自体の感想については割愛するが、子供と今の視点はやはり違う。
当時は、なぜペジテの王女のボタンを止め直すのか、なぜ大人達は愚かな戦争を始めるのか、ラストシーンの芽は何を意味するのか、
ぼんやり分かってはいたけど、やはり大人になってからの方がよく分かる。
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映画ではトルメキアは巨神兵を失ったことで風の谷を去り、谷はこれまでも同じように腐海とともに歩んで行く。
そして腐海はいつか浄化を終え、また清浄な地に戻る。
希望に満ちた終わり方。
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でも、人間の本質は変わらないのに?
また火の7日間を繰り返すだけではないか?そして何故、腐海は生まれたのかー。
原作を読めば、映画は序章に過ぎなかったことが分かる。 :
久しぶりに、また原作を読み返したくなった。
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