「優しくて強い」風の谷のナウシカ Blue.さんの映画レビュー(感想・評価)
優しくて強い
幼少期に観たきりだった。
高評価で、脚光を浴び続けているこの作品。
大人になって観ると印象が随分変わっていた。
ヒロインの強く優しく透き通った心は
私の心を鷲掴みにした。
自然を守りぬく強い精神と、
谷の人々を守りぬく優しい精神。
風を感じて自然の音を聞き逃さない。
自然と虫たちと共存することに命をかけていく。
虫たちの命を、人間の命と同じように守る。
相手がどんなものであろうと、
どんなに憎い汚いものであろうと、
心から受け入れ全てを包み込む。
そんな美しき人間の象徴でもある人物と、
人間が犯した罪を最後は許してくれる自然界の虫たちの、愛あるこの作品は涙無くしては観ることができない素晴らしいジブリ映画だ。
しなやかで愛らしい笑みの奥底に隠された、
怯えだったり恐怖だったりそんなものも、
今回は感じながら最後までナウシカを感じできた。
映画館でこの作品を観れたのは幸運!
涙が止まらなかった。
どうか多くの人の次世代にも繋がる映画であってほしい。
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