「おフランスのおバカムービー」寄生体X MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
おフランスのおバカムービー
彗星が地球の近くを通過する日が刻一刻と迫るなか、お祭り騒ぎに沸く人々。その傍ら、ある理由からトラウマを抱え、薬まで服用している主人公。
彗星が最も接近したその直後、突如気が振れたように凶暴化する人々の姿がー。
いわゆる、「終末系」のSFホラーだ。
映像的にはかなり頑張っている方だろうが、その反面ストーリーや構成がグダグタでイマイチ入り込めない駄作だった。
彗星接近をお祭りのように考えている一般市民が多くいるのだが、(実際そうだろう)
そのパーティーやらどんちゃん騒ぎ等が序盤でダラダラダラダラ描かれるため、非常に退屈する。それに時間をかける割には寄生生物が蔓延していくさまに時間をかけず、
知らぬ間に狂人で溢れかえっているのである。予算の都合なのか、時間をかけるところにかけないという勿体ない作品だった。
キャラクターも何とも言えない微妙な存在で、魅力潰しにも程があると思う。しかしこういう監督が化ける可能性は十分なので、そこは少し期待しても良いだろう。
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