「思いの外滑稽」マイ・マザー トマトマ子さんの映画レビュー(感想・評価)
思いの外滑稽
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物騒な原題から予想してたおどろおどろしい話ではなくて、意外と可愛らしい話やった。
話をちゃんと聞いてくれなかったり悪趣味やったり、他人やと許せる些細な欠点が自分の親やとなんでこんなにイラつくのか。そのくせ本人は欠点を直す気もない。
息子はザ・ティーンエイジャーってかんじで常に不満気。自分は周りとは違うって思い込んでいて、でも、やってることは恋人と遊んだりクスリやったり、どうみても普通の若者。
その2人の喧嘩やからまるでコント。でも実は母親の方は実は喧嘩中も普段も変わらず愛を表してるんよなあ。息子の方は素直になれずに感情を持て余してるけど。
その思春期に誰もが経験あるモヤモヤ、親子関係の滑稽さと普遍性?を上手く描いていて、洞察力の鋭さに驚いた。
印象的なのは、ドロッピングからのセックスシーンがめちゃくちゃ初々しくて鮮やかで美しかった。
てかこれ撮ったとき19歳ってもうわけわからん。末恐ろしい。
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