「クリエイティブ魂の賛歌」LIFE! ちんたらさんの映画レビュー(感想・評価)
クリエイティブ魂の賛歌
この映画は、人生が云々みたいなものではない。潰れた雑誌社の写真管理担当の男が、紛失したネネガを探しまわる冒険を通じて、かけがえのない作品と、それに対する畏敬を描いた映画だ。
クリエイティブな仕事をしている人なら、自らの魂を突き動かすものがあるのだと、わかるだろう。仕事への静かなプライドみたいな。
写真担当の地味な男にも、その魂を共有していることを、最高レベルの映像と音楽を駆使して、ハイテンションに描くと、こんね映画ができるのだ。
クリエイティブ魂、判るだろ?と、観るもののものづくり魂を刺激する映画だと思った。
ラストシーンは、映画が全てのクリエイティブ職に贈ったエールだと受け止めた。それが、どんな地味な仕事であっても。
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