「一歩踏み出す」LIFE! 市松さんの映画レビュー(感想・評価)
一歩踏み出す
とにもかくにも格好良い!の一言でした。
冒頭の鈍調な妄想癖から一転、目的を見据え、社訓を胸に飛び出した主人公の勢いに圧倒されました。
そして、自然背景の美しさや音楽のもたらす高揚!
人生経験の乏しい自分には、主人公ウォルターが羨ましくて仕方ない。
彼が何を求め、何をもって常の現実から一歩を踏み出し、何を得て、さらに何を与えられたか…。
そしてその裏で、誰が彼に希望を与えて礎となったか…。
片思い相手の女性だけでなく、仕事上のパートナーである写真家の男性も、家族も、全てが彼のライフにおいて重要だったのだろうな、と思います。
そして彼が成したことが形となって報われたことにも感動しました。
最後の最後で仕事上の敵(?)ですら誠実な人間であるような気になりました。
実に羨ましい結末!
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