「ベン・スティラー色が鼻につく」LIFE! odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ベン・スティラー色が鼻につく
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『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のスタジオが贈る感動のヒューマン・アドベンチャー、人生を変える、壮大な旅が始まる!というのが、この映画のキャッチコピーである。思わず真面目な感動作かと見たくなるではないか。ところがどっこい監督主演のベン・スティラーが前面に出た自己PR映画なのである。
駄目中年が冒険に出て自分を発見するというプロットは良いのだが
随時挿入される妄想シーンは「ナイト・ミュージアム」ではないのだから全く必要性がない、便乗商法の臭いすらする。社内の壁の表紙写真のジョン・グレン宇宙飛行士も顔だけベン・スティラーに嵌めかえられている。そうまでして笑いを取りたいのか?
作り方次第で良くできたのに悪趣味でぶち壊した。特にベン・スティラーがコメディアンだからといって吹替えが岡村隆史で棒読みの関西弁とはどういうセンスか!あまりの安直さ、スタッフには恐怖さえ覚える。実際のLIFEの最終号はJFKの胸像写真だったがまたもやベン・スティラー。星なし。
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