子宮に沈めるのレビュー・感想・評価
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本当に見てよかった
本作を見る前はレビューをみて見ない方がいい。トラウマになるというものが多く、見るまで怖かったのですが見て本当に良かったです。内容は少し刺激も強く残酷なお話です。見たあとは言葉が出ませんでしたし、寝るまで少しトラウマや怖さとは少し違った不安感というものはありました。ですが、見たあと家族を大切にしようと思えたし、自分とか関わってくれてる人や生まれた環境はどれだけ恵まれているのか実感しました。実話を元にしているということでこのようなことになってしまう家庭もあるのだと知り、このようなことが2度と起こってはいけないと思います。これを見た事で人生の中で気づけることも増えると思います。見るか迷っている人はとにかく見てほしいです。
鬱映画という言葉で片付けてはいない
何を描きたくて作ったのだろう
大阪二児放置餓死事件を基にした作品ということで期待と覚悟をして鑑賞したが描かれるべき点が欠けている気が…
旦那さんは出て行っただけでなく“離婚”であったこと、養育費や育児のサポート等を全て受けない誓約書を書いていたことなどは、母親を追い込むのに重要なトリガーであったと思うので、映画にも必要だったのではと思う。
また、子役の心身の健康のために仕方ないとは思うが餓死するはずの設定なのに見た目が健康そのもの、服や髪もいつまでもキレイなままでリアリティがない。
最後の方に出てくる母親の“次の妊娠”というのは必要だったか?
さらに不満なのはこの手の多くの作品に言えることだが、父親がいずにできる子どもはいない。
男のいい加減さ、薄情さ、残酷さを、描いて欲しい。
冒頭どこからどう見ても良いお母さんだった1人の女性がここまで堕ちるには、彼女自身の問題だけなわけはない。そうやって叩くのは簡単だが、そんなことをしても誰も救われない。
せっかくこのような作品を生み出すのなら、周りがどうあったら良かったのかを各々が考えるキッカケにして欲しい。そうでないなら単なる残酷な話でしかない。
点数がつけられない…
胸糞悪い映画が好きなわたしでも、「違う!求めているのはこういうのじゃない!」となってしまった、悲しすぎる映画。
タイトルにもあるように、点数はつけられない。
なんとも言えない複雑な気持ちになる。
あまりにも酷すぎて、この映画を撮影した大人たちに怒りが湧くほど。
子役の子達が心配にすらなる、自然な演技がすご過ぎる。
とにかく、二度と見たくない。
胸糞悪い
ネグレクトや虐待など親から愛情を貰えず、発達が遅れてしまってる子達の支援してるものです。
それもあって、この映画を見て何か勉強になりそうだけど施設の子ども達に今よりもっともっと情が湧いてしまいそうになり見れなかった。
でも意をけして見たけども、
音、家の中の環境だけにリアルがあって
子ども達のリアルは監督さんは求めなかったのかと思った
ワンシーン、ワンシーン、長い割には
ばつんばつんとシーンが切られたり
ネグレクトの子はもっと痩せこけてきます
言い方とっても悪いですけどもっともっと汚いです。
お姉ちゃんが弟の誕生日祝うシーン
弟、あれはどう見てもアパレル用のマネキンですよね。その手段しかなかったのであればもっと顔だけでも移さないようにするとかなかったのかなって思いました。
食料がなくて粘土を食べるシーン、あれだけ色がついてるなら口の中絵の具色になるはず
お腹の子を風呂場で出すシーンも、なんであんなに目がラリるのか教えて欲しいですね、
背景の描画が欲しい
本当に辛くなる。
他のドキュメンタリー番組で見ていたので内容はそこそこ知っていたが、映像になると本当に見るのが辛すぎました。
「お昼なに食べたい?」「オムライス!」「えー・・・チャーハンでいい?」のくだり。
子供への愛情がなくなってきたことがよくわかる場面でゾッとしました。
子供は帰ってこないわけがないと信じ切って待っている。
下の子はおむつの中もうじだらけで過ごしていたと聞いた気がします。夏の暑い中どんなにつらかったかと思うと・・・
母親の辛さも知ってほしいという意味なのか、長女を殺した後の泣くシーン、シャワーのシーン、長くとってありましたが、どんな理由があっても殺人ですから。絶対だめです。やっぱり理解はできません。無垢な子供が対象だと尚辛いです。
でも警告の意味では見てほしい映画だとおもいました。
胸糞悪くなる作品
ずーっと子供をみる
胸糞と単純に片付けられる作品では無い
どうしてそうなったかは分かるけど、何でかは分からない。
Netflixで視聴。
親の動機、子どもの考えること、一つ一つは理解できる。
また、生活の荒れ具合もリアルだし、風俗への道の切っ掛けになる友人もリアルに居そうなタイプでリアリティがすごい。
けど、何でそうなるのかがわからない。
・冒頭の拒絶シーン、完璧な母親と女を両立させたかったのに出来なかったからキレたのだろう。
→元の事件だと離婚の原因は浮気らしいが、ここで離婚まで発展するのが分からない。
旦那の方が先に子どもたちを放って別居とかしてたのか。
・子どもを放置する前に髪を結ったのは多分、餓死はもっと穏やかに死ぬと思って、死装束のつもりだったのだろう。
→そもそもそう思っちゃうのが分からない。その時点で正気を失っていたのか。
風呂場の号泣シーンで途端に正気に戻り、そこまでは本人もまた子どもで、あの部屋が子宮って事なのかな。
誰しもにある部分、
柳楽優弥の"誰も知らない"を真っ先に思い出した作品だった。
連日、胸が痛くなるニュースを私たちは何度も見てきている、
なんてひどい親だ、最初から子供を作らなければ、
きっとこーゆー人は子供好きじゃない、愛情のない人なんだよ、
好き勝手にそれぞれ言うことだと思う、
でもちょうど私もこの間友達と話したが、誰しも心がぷつりと折れる瞬間はあるし、頭ではみんな暴力を考えてしまうものだと思う。それを行動に起こすか起こさないかの違いなだけで。
冒頭、専業主婦であるだろうに毎日おうちの中でスカート履いて、お化粧もして、お料理も完璧にこなしていて、、それでも子育てって"うまくいかない"もの、がつきもので、、
あくまで映画なのでそれでも美しく描かれてはいる。
その中でも、離婚後のアパートで徐々に部屋の中が雑俎と、散らかっていく日々の姿はリアルさを感じた。
子供の成長からしてほんの数ヶ月ほどだろうに。
女の子1人頑張って、いったい何日過ごしたか、のシーンでは早く誰か知らない大人たちが踏み込んできてくれないか〜と心の中で何度も叫んだ、
誰かが悪いということではない、
じゃぁ日本社会がもっと踏み込んだ法改正をすれば?と言ってしまえば解決するだろうか。
小さいところで思うのは保健所の人が定期的に家庭訪問をしてくれる環境下で、同時に児相も連携して最初から同様に話しをしにきてくれてもいいのになーと少し思った。人手はいないでしょうけども。
あと1番最後のシーン、窓を思い切り開け放して隣人から丸見えの状況にしている、
すぐ目の前に家が密集している日本の住宅地といったところ、
このシーンはなんだろう、ネグレクトや虐待している人はこうやってどうにか誰かに見つけてもらいたい、そんな心理があるのでしょうか、、
ひたすら重い。映画にエンタメを求めてこの作品を軽い気持ちで見ると痛い目を見る
実際に起きた出来事を元にして作られた作品
意味深なタイトル 迂闊に見ることはできない雰囲気を感じた。
いつもと同じく、予備知識などなかった。
普通の家庭 忙しい主婦 なかなか登場しない夫… どこにでもありそうな家庭の日常が延々と続く。
子供たちの食事から始まり、遊び、手編みをしながら夫の帰りを待つ。
セリフというセリフはなく、ごく普通の家庭の中を撮影しているように描いている。
やがて夫が帰ってきて書類を探し再びどこかへ出かけようとする。
妻の必死の呼びかけも虚しく、夫は家を出ていく。
浮気だ。
この作品、この家庭の問題がようやく現れた。
妻は離婚を覚悟し、資格取得の勉強をしながら働きに出る。
子供たちを家に残したままだ。
やがてこの女性は自宅に男を連れ込む。何をしているのか、子供は見ていた。
子供のいつもの所作が変化していく。それに母も気づく。
やがて母が帰ってこなくなった。
4歳くらいのサチは、弟のソラのためにミルクを作る。冷蔵庫のものを食べ、観葉植物さえも食べる。
やがて弟が動かなくなった。サチはマヨネーズを舐めながら生きていく。
サチの髪の毛が随分伸びたころ、ようやく母が帰ってきた。
顔にあざ。「帰ってくるのが遅いよ」そう言って母に抱き付くサチ。
「ソラがうごかなくなったよ」
女はソラをビニールとガムテでぐるぐる巻きにした。
そして風呂を入れて、サチをその中に沈めたのだろう。
手編みで作ったのはマフラーだった。
二人の子供をマフラーでつなぎ、編み棒を自分の膣の中に突っ込む。
彼女の様々な心理が複雑に折り重なった行為だろう。とても一言では表現できない。
二人の子をあのピクニックで使ったシートにくるんで、裸のまま、女はあの幸せだった頃と同じ場所から窓の外の光景を見ながら作品は幕を閉じる
これは、人間の狂気なのか? それとも同情を乞うものなのか? 誰かに対する断罪か?
子供のことを一生懸命考えて生きていたのに、なぜ? どうしてもそう考えてしまう。
訪ねてきた高校時代に友人が、派手な格好で青春を謳歌し、タバコを吸う自由さ、彼女にもそこへの憧れはあったのだと思う。
いまの状況を相談できる相手は、誰もいなかったのだろう。
彼女は子供が疎ましかったのだろうか? 子供を放置したのは、夫への当てつけに使ったようにも思う。
男のもとから飛び出して、二人とももう死んでいると思った(実話)のに、サチは生きていた。
作品ではサチも殺してしまうが、実際に起きた事件をテーマにしたこの作品は、ただその出来事だけを描くことで、見た人それぞれがこのことについて考えてもらいたいと、そう思ったに違いないと感じた。
こういったことが実際にある。この事件をこのように世に出さずにいられなかった監督に敬意を表したい。
詳しい
理想と目標が高いほど、落ちた時痛い
自分との違いがわからなくなる
ほぼワンオペで2児を育てているが、主役として描かれる母親の性格は自分と共通点が多い。
やや完璧主義で感情的で愛情深い。
子供に愛をもって接していて
夫に愛されたいと願っていて
夫の愛がなくなったあとも子供と自分との生活を作り上げようと一生懸命に生きている。
仕事をしながらもなお子供に愛情を注いで
引越し後もすぐスーパーの惣菜が描かれているが、きちんと野菜も買っているし、調理器具や牛乳なども揃えている。牛乳パックを開いて、プラスチックを分別している。
でも、そんなよくいる性格の女性でも、こんなにも残酷になれる可能性があるのか。
夫婦の関係悪化の原因はすべて描かれていないが、育児丸投げでいた点は夫が悪くないのか。
養育費を必ず払わせることは法律でできないのか?
社会的底辺にいる友人は、頭が悪く善悪がわからない。
でも、そんな友人すらも頼らざるを得ない彼女に安心できる預け先を提供できない行政は?
子供を産んだ後にまた子供を捨ててまで行く場所があるのだろうか、自分には想像もつかない。
でも、それは誰にでも起こり得るのかもしれないことだ。
虐待しそうになったときに思い出し、何度も考えたい映画だと思う。
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