劇場公開日 2013年11月9日

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「どう描いだところでだれも納得はしないけれど」子宮に沈める つきみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0どう描いだところでだれも納得はしないけれど

2025年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ネグレクトだともっと痩せる。汚い。

というレビューがある。それはたしかにそう。
女子を育てればわかるが髪の毛をくくったゴムが
あんなに何日も取れないわけがない。
下手すると、その日のうちに外れる。
だけど、子役を痩せこけさせたなら児童虐待ですよ。無理です。
これでも、十分に心配です。
おそらく何度も暗転してカットしているのは
何日も飢餓状態の演技を子役にさせられないから
ではないかと思います。
実際には、1〜2日の撮影だったのではないでしょうか。
見る側も、子役の人権第一だと考慮すべきです。

また、どういう背景だったとしても
この女性に同情するのも難しい。

タネを残した男は責められず
孕った女性が、母の責任を取らされる。
そんな理不尽が、永遠に罷り通っている。
男の責任はどこへ?

それでも、どこか
同じ女性として、お願い
だれかに預けて!と胸が痛む。

実際は、もっと悲惨だっという。
映画化は無理だと思う。
見るに耐えない状況だったはずだ。

ゆえに、この映画の価値というのは
「この映画を見て想像してください」
というところにあると思う。

批判するよりも
この題材を取り上げ、
なんとか世に伝えたいと考えてくれた
製作者たちの気持ちを汲み取り
受け止め、それをなんらかの自分の行動に
変えていくことではないかと思う。

同じシングルマザーとして
それでもどうしても彼女には
同情はできないけれど
そもそも、共同責任者である男性たちこそ
よく考えて見てほしい。

母子家庭において
養育費をちゃんと支払っている世代は
3割と言われている。

7割の男が責任を果たさずに
生きているのです。

我が家も、その7割側。
約束の金額ではなくなる。
途中で止まる。
それでも、3人育てました。

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つきみ
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