もらとりあむタマ子のレビュー・感想・評価
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素朴
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前田は仕事もせず実家で父と暮らしてた。
やがて父が再婚候補の相手を見つけ、家を出るよう前田に言う。
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私の造語でいうところの、いわゆる徘徊型映画。
つまり目的が明確でなくダラダラ話が進んでいく映画。
そういうのが好きな人も多いと思うけど、私としては今ひとつ。
私も学校出て長らくプーだったんで、気持ち分からんでもないけど。
ぐうたらで格好つけない前田はそれらしくて何か良かったけど。
あと映画自体が短かったのも加点材料ではある。
ミニオジさん
「日本はダメだな」と言いつつ自分は動かず、家の中だけ内弁慶なタマ子が、日本のオジさんみたいだったので笑ってしまいました。父親の作る食事がいつもきちんとしていたので、タマ子はきっと愛されて育ったんでしょう。「可愛い子には旅をさせろ」良くできた言葉です。都会よりも地方の方がコミュニティが狭いので、タマ子みたいなタイプの子は生きづらそうに見えました。あの後は都会に出たのかなあ。
ゆる〜い映画
前田敦子とタマ子…ハマりすぎで笑った!
大学を出たにも関わらず就職ぜず実家暮らし。
自営業のスポーツ用品店を1人で切り盛りする父は、家事全般をこなす働き者。
父が料理を作り、掃除機をかけ、洗濯物を干す姿とタマ子の食う寝るマンガを読む、ゲームをする姿が対照的。
テレビのニュースを見て、タマ子が日本はダメだとボヤいたり、父の説教に今じゃない!と捨て台詞を吐いたりゆる〜い中にクスッと笑いがある。
タマ子の履歴書を発見してからの父はきっとタマ子に期待をする事をやめたのだ。
何だか少しわかる気がする。
一生タマ子の面倒をみる覚悟をしたんだろうな。
しかし、父に女の影を感じたタマ子は父を取られまいと必死に抵抗してみたが、自分自身の気持ちに気づく。
父の1番ダメな所は…私に出て行けと言えないところだと言う。
タマ子は父のそんな優しさにつけ込み甘えていた。
いつか母が戻ってくると期待もしていた。
しかし、現実を突きつけられようやく自立を考え出した。
父からの言葉が背中を押す。
就職してもしなくても家から出て行けと…
ほのぼの
自営の父とニート娘の暮らし。
娘と真正面からコミュニケーションをとりづらい父。いつもイライラして希望を持たない娘。そんな二人の、お互いを思い合う1年。
娘は家から一歩外に出ると、外面がよくなる。「私はいつも誰かを演じている。演じているほうが自然でいられる」といっていた。
どんな人でも、家族の前と他人の前では違う顔がある。演じているのが一番楽で、違った顔になると相手からの対応とか、ナニカト面倒くさい。
変わるというのは面倒くさいことである。
でも良くなるためには少しずつで良いから変わる必要がある。
その「どう」変わるのかを模索していくにも、頼れる人は近くにいるよ。と、怒れない父が安心を与えてくれるように思う。
ほのぼのしていて、家族と過ごした田舎を思い出す映画。
何度でも観られると思った。
こーゆうのたまに欲してしまう。頑張ってない感♡
もーーー。なんて脱力系なのーー♡
なんか・・・こんなんでいいんだな。って
体内から欲してしまう自分がいる。
そんな意味でコレはいいサプリ系映画。
前田敦子さんのタマ子
なんか食べるシーンが多くって
それだけ観てても癒される~
そこへきて
なにかと頑張らない(笑)
お父さん、めっちゃ優しくっていいのに
いつも拗ねて対応するタマ子。
そこもいい。
そして
なぜか中学生の男の子との関係性。
まったく現実ではありえないシチュエーション。
なぜかタマ子とこの男の子が
まったりしていて・・・
静かな時間が流れている。
結局・・・
タマ子何したかったねん~?って
えーーー
もうエンディング♪ って
完全に映画に心掴まれてしまった。
癖になるんです。
リピ観!必須!
あっちゃんはやはり上手いよ
最高に良かった。
冒頭の料理シーン。
ご飯を食べているだけの演出で背景がキャラが見えた。
そこで期待感が膨らむ。
前田敦子は下手と言われてるけど、僕は思わないし、あの特徴的な顔や声は映画に合っているし、特にこの映画のようなスタイルには完璧にはまる。
後半のアイスを食べる演出なんかは地味だけど上手い。
時計を買ったことを怒るシーンなんか泣ける。
アクセサリを作るシーンは娘を感じるし、こういう低予算なのに素晴らしい作品はほんとに評価もっとされてほしいな。
山下監督の中で一番好きだ。
敦子は嫌いでも、タマ子は観て下さい。
前田敦子は、もはや着々と女優の道を歩き始めているのか。
なかなかの秀作というか、いい仕上がりになっていた。
主人公のタマ子を演じるのが前田なのだが、毒づくか飯食うか
寝るかゲームやるか中学生虐めるか漫画読むかこたつ入るか
というだけの、まったくグータラなダメ娘を好演している。
なぜ彼女がこうなったのかは知らないが、離婚して寂しい父親は
文句を言いながらも、せっせと彼女の世話に明け暮れている。
こういう親子関係では、子供側が動くことは、まずないだろう。
TVのニュースを見ては「ダメだな、今の日本は」と悪態をつく
タマ子に、じゃあお前は今までどうやって生きてきたんだ?と
聞きたくなるのだが(おそらく大学では寮生活してたんだろうし)
どこでこんなにグータラになってしまったのかを尋ねてみたい。
が、娘を手放したくない(親心)父親としては、ちょー甘い甘い♪
不意に湧いた父親再婚話を機に、タマ子の心は動き始めるが…
とにかく面白いからたまげる。ダメなところをあらゆる角度から
あらゆる人間に照らして解説してくれるような作品でありながら、
憎めない。根底にあるものを覆すことなき家族映画になっている。
しかしダメだな、今のタマ子じゃ。
よかった
深夜の回で見たのだが、あっちゃんヲタみたいな人がけっこうたくさんいた。あっちゃんと中学生とのやりとりがとても面白く、コメディセンスを感じた。家庭料理がおいしそうだった。
あっちゃんのちょっとしたセリフ回しがすごく魅力的で、これがAKBでセンターを務めてきた人の実力かと納得した。
自然消滅って、ひさびさ聞いたわ
「リンダリンダ」や「苦役列車」など撮ってきた山下敦弘監督と前田敦子が「苦役列車」に続き再びタッグを組んだ企画物の映画作品である。
ストーリーは、東京の大学卒業後に就職もせず実家に戻って来たタマ子の日常を描く。
本作は「季節感」を一つのテーマとしているけれど正直自分はあまり季節感を感じなかった。
四季折々でタマ子の髪型をはじめ周辺の人物やアイテム(アイスとかマフラー)が変化するがあの程度ならわざわざ季節にあった時期に撮影する必要はないし「季節感」をテーマにしなくてもいいと思う。(一年であれほど髪型変わるのは少し違和感が・・・)
冒頭の季節変更の写真は動画の方がいいのではと思う。(写真は素晴らしいのでSEをいれるとか)
それに笑わせどころでは自分はさっぱりでした。(おじさん二人くらいがツボにはまっていましたが)
ただ作品としてはひたすらダラダラしたタマ子を描いているが何故か妙に引き込まれる感は否めない(笑)
やはり、前田敦子の女優としてのスキルと山下監督の魅せ方が上手いからだと思う。
それに、ダラダラしたタマ子が父親の愛情を気づかないふりをして一つ一つ周囲の人達との交流により成長していく様も凄くいい。
(自分は父親役の康すおんさんはあまり合ってるようには思えませんでした)
あとは、仁役の伊東君の中学生感や富田靖子さんのオーラはぶっちぎりでしたね。
主題歌は文句なしの100点。
何の変哲もないただの日常を映画することは大変難しく興行収入も見込めないと思うけどこの作品は良かったと思う。
続編とかはないと思うけどもしあったらなんとなく見に行きたくなると思う。
客層は若者・大人半分半分ぐらいでしたがどの層にも、スッと入れる内容ですし前田敦子ファンは勿論、ファンでなくても十分楽しめる作品だと思います。
描写はうまい、が、退屈
主人公タマ子のぐうたら具合と微かに見える自己嫌悪感、父親との会話、生活風景のリアリティなど、とにかく、設定は素晴らしい。他人が聞くと笑ってしまうような発言を、タマ子みたいな子は本当にしていそう。
だけど、モラトリアム状態の女の子を描くせいか、ストーリーはとにかく単調。一年通して一番多いのは父親と夕飯を食べるシーン。
ゆっくりと前に進む感じはあるが、もう少し異なる表現もあったのではないか?
90分弱の鑑賞が正直ギリギリの長さだと思う。惜しいなあと思ってしまう作品。
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