「描写はうまい、が、退屈」もらとりあむタマ子 yamappleさんの映画レビュー(感想・評価)
描写はうまい、が、退屈
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主人公タマ子のぐうたら具合と微かに見える自己嫌悪感、父親との会話、生活風景のリアリティなど、とにかく、設定は素晴らしい。他人が聞くと笑ってしまうような発言を、タマ子みたいな子は本当にしていそう。
だけど、モラトリアム状態の女の子を描くせいか、ストーリーはとにかく単調。一年通して一番多いのは父親と夕飯を食べるシーン。
ゆっくりと前に進む感じはあるが、もう少し異なる表現もあったのではないか?
90分弱の鑑賞が正直ギリギリの長さだと思う。惜しいなあと思ってしまう作品。
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