劇場公開日 2014年2月15日

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大統領の執事の涙のレビュー・感想・評価

全113件中、81~100件目を表示

3.5歴代大統領を演じる顔ぶれが楽しい → まだまだ白人映画

2014年3月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

冒頭、セシルの母親がどこかで見たことある顔だと思ったらマライヤ・キャリーだった。 セシルが仕えた7人の大統領のうち5人が登場するが、この顔ぶれがまた楽しい。皆、雰囲気がよく似ている。 時代の背景は、黒人差別を柱に置き、キューバ危機、ケネディ大統領暗殺、ベトナム戦争、キング牧師事件といった激動のアメリカを描いていく。こうした歴史の節目をホワイトハウスで目にするだけでなく、家庭を持ったセシルが大きな流れの渦に家族が巻き込まれていく苦悩を描くことで、話に厚みが出た。 自分の仕事に誇りを持ち、黒人として人として尊厳を持った上で白人に忠実に仕えてきたセシル。その信念の糸がプツンと切れてしまったとしたら、セシルの心は閉ざされるのだろうか、それとも開放されるのだろうか。邦題にある“涙”の意味はここにある。一途さと挫折を味わうセシルに、抑えた演技のフォレスト・ウィテカーがよく似合う。 ただ、実話がベースだと曲げられない部分があるので、どうしても話が単調だ。 そんななか、堂々とシドニー・ポワチエを白人に媚びた役者だとけなす場面は、そこまで言うかという驚きと同時になるほどと腑に落ちる笑いがこぼれる。 もっとも、白人大統領を辛辣に描いてこそ、この作品の価値が出るのであり、そうしてみるとリー・ダニエルズ監督もまだまだ真価を発揮しきれていない。これが企画を通せるギリギリの線だったのかもしれない。まだまだ差別は存在する。

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マスター@だんだん

4.0黒人差別の歴史

2014年3月8日
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泣ける

悲しい

知的

私が中学生の頃、連日ニュースで伝えられた黒人に対する差別や集会所の爆破などを聞き義憤を覚えたものです。この映画を見て、大統領の執事になる事で地位を確実しても黒人であることに変わりはなく、白人が好む黒人を演じていたと感じた主人公が息子の活動を理解していく。それと代々の大統領のエピソードも盛り込まれ面白かった。オバマ大統領が初めての黒人の大統領に選ばれた事は苦しんできた黒人にとっては画期的な事だと感じました。

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未散

4.0アメリカの汚点

2014年3月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

アメリカの黒人差別の歴史は、やはり汚点でしかない。そのことをはっきりと認識させられた。 差別はどこの国にもあることであるが、ほんとはあってはならない。人間は、いつそのことに、本当の意味で気づくのだろうか。 人は絶えず他者と自分を比べ、優劣をつけたがる。そのこと自体はもう避けられない。だからといって排斥していいものではない。 大統領の執事となったセシル(フォレスト・ウィテカー)の一家は、期せずしてアメリカという国家と斬り結んだことになる。 リー・ダニエルズ監督の演出は丁寧で、それでいてテンポのいい展開に引き込まれていった。 バラク・オバマが大統領になって、セシルは、ひょっとしたら安心したかもしれない。 だが、アメリカはそう簡単には変わらない部分もある。

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mg599

4.0等身大の瞳から観る"本当のアメリカ"

2014年3月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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pullus

4.0執事は見た!

2014年3月5日
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泣ける

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ko_iti

4.0親子 家族の物語

2014年3月3日
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泣ける

悲しい

知的

アメリカ大統領に仕えた執事の物語というので 大統領と執事の話と思っていましたが、黒人の人種差別そして 親子の話でした。 私も子どもがいるので 親子関係にとても 共感しました。 親の思いと裏腹に 子どもはたとえ 自分が滅びようと 自ら 戦いを挑んていく姿を見て やはり 子どもはこども 親にはどうすることもできない・・・ ということを 痛切に感じる作品でした。 大統領の執事として 黒人としては いい仕事についたのですが 仕事が忙しく 妻にはさびしい思いをさせたり 前出にも書きましたが 子どもは黒人の弾圧に立ち向かい何度も 刑務所に入り 大変な目に合ってしまい 黒人問題を描きながらも 誰にも通じる 家族の物語も描いていました。 黒人の悲しい歴史をも 描いているのですが 私は 親子のかかわりを 考えさせられる映画でした。

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ともちん

3.5教養として見ておきたい

2014年3月2日
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泣ける

知的

人種差別ってのは聞いた事はあっても実際どんなことが行われていたのか知らなかった。これはすごく良く要約された戦いの歴史書として、見ておくといいと思った。

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Mini_Sun

4.5差別と対立と和解。

2014年3月1日
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悲しい

怖い

難しい

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ハチコ

3.5民主党キャンペーン映画?

2014年2月28日
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単純

理不尽な人種差別が当たり前だったころから、初の黒人大統領が誕生するまでを生きた大統領の執事の話です。 ホワイトハウスの裏側の様子も垣間見れますが、ストーリーは公民権運動を中心に描かれていて、そんな特別感はなく少し物足りなかったです。民主党のケネディ大統領に関してはスキャンダルなエピソードには全く触れず、誰からも好かれてとても素晴らしい人と表現されてて、共和党だったニクソン大統領がやりすぎというくらい悪者として描かれていましたし、最後の流れも民主党支持の大統領キャンペーン映画という感じがしました。

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えりぴ

3.5教材にしても良いほど…

2014年2月27日
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泣ける

興奮

ウィテカーの存在感に、先ずは拍手! アメリカという国の闇を、改めて思い知るとともに(ホンの5.60年の話だよ!?)… そして現在へ至るまでの、白人と黒人の関係の変化の流れと、父と息子の関係の和解への流れとなぞらえた物語が見事。 何より、アメリカ公民権運動の歴史が2時間少々で分かる… なんと言うか「情報のまとめ」感と、「映画度」が両立しているのにただただ驚嘆。 胸を打つ… 色々な意味で、正にそんな一本。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.0執事の仕事を中心にして欲しかった。

2014年2月26日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

もっと執事としての仕事を描くのかと思った。公民権運動を描く添え物にしか思えなかった。 アメリカの歴史に詳しければ、面白いのかもしれません。 黒人の執事の話ではなく、執事をしていた黒人の話なのですね。 題名に惹かれたのですが、その意味では期待はずれでした。

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クマリン

5.0涙が溢れた。

2014年2月26日
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悲しい

ここ数年で一番良いと思える映画! 良いと言う表現は適切ではないけど…。 フォレスト・ウィテカーの演技が素晴らしかった。 とても、難しい題材を用いた映画。 私の余りわかっていなかったアメリカの歴史、当時の背景が見えた。 何とも言えない気分になり、胸が締め付けられ、涙が溢れた。

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cleo

3.0映画「リンカーン」が始まりであり歴史の表面だとすると、本作は過程/一つの終着点であり裏面でした。

2014年2月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

話自体は地味ですが面白かったです。 ホワイトハウスの執事としての側面、家族の長としての側面、 様々な側面が交互に/同時に描かれるため、流れる時代が多角的に観ることが出来ます。 ホワイトハウスの執事としての側面。 黒人執事が30年前からいた、という事実を今回初めて知りました。 セシルが接する歴代大統領は重大な決断を下す際の苦悩を見せつつ、一方で一般人と同じような悩みも抱えている。 大統領ですら同じ人間だということに、今更ながら気づきました。 またホワイトハウス内ですら残る差別意識。 当該意識とセシルの長き闘いも注目点でした。 そして家族の長の側面。 本作では妻、長男、次男が登場しますが、彼らはセシルの人間的な面を代理で表現する存在と言えます。 長年連れ添う妻は彼が表面には出さない悲しみ、苦しみを代わりに表わす。 長男は黒人に対する世間の評判に怒り直接的な行動で闘う、セシルとは異なる闘い方をしている存在を表す。 次男はセシルと同じ方向を見ているものの、異なる方法で闘う存在を表す。 全編通して描かれるのは差別意識に対して闘う黒人の姿。 そして闘いと共に変わりゆく社会。 セシル家族の面々は黒人の闘う姿を或る程度網羅的に見せる存在と言えます。 本作については映画「リンカーン」を併せて観ることで、より面白さが増すと思います。 描かれる側面の構図が似ていますし、映画「リンカーン」が始まりであり歴史の表面だとすると本作は過程/一つの終着点であり裏面でした。 あと、奴隷制度の現実も前知識として持っておくと、より感情移入出来ると思います。 最近の作品であれば「ジャンゴ 繋がれざる者」。 旧作であれば「マンディンゴ」や「ヤコペッティの残酷大陸」。 話や映像は地味ですが彼等が闘う、闘い続ける姿にはグッときます。 オススメです。

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Opportunity Cost

5.0きりん

2014年2月25日
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悲しい

難しい

とても感動した。どれだけ今の自分が恵まれているのか…わかった映画だった。誰がが犠牲になってしていてくれているから自分がおる。

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きりん

4.0アメリカ合衆国という国

2014年2月24日
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笑える

アメリカ人は他国の歴史にはとやかく口を出すが、自国の歴史になると途端に口を閉ざすという趣旨のセリフがあったが、とても的確にアメリカを示していて笑ってしまった。 とても残虐な歴史をアメリカ人は見つめ直しているのだろうか、、、この映画を通してその一端を知ることができたことを幸いに思う。

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さあ

3.5感動。アメリカの公民権運動の歴史

2014年2月23日
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泣ける

知的

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勝手な評論家

4.0人種差別に家族の絆を交えた感動の一品。

2014年2月22日
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泣ける

悲しい

なんの理由もなく殺されても罪を受けない白人が正当化されていた黒人人種差別の時代からオバマ大統領が当選するまでわずかこんな年数しか経過していなかったなんて…。 白人大統領に執事として仕えた父と、人種差別をなくして平等をつかみとるために人種差別撤廃運動にのめり込んで行く長男を軸に家族の愛、人種差別を無くす為にいかに多くの犠牲がともなったかが淡々と描かれます。 この映画で描かれている以上に差別意識は大きかったと思うけど、それにしてもひどすぎる過去。すごい勉強になりました。 それに加え、懐かしい大もの俳優多数出演。ジェーンフォンダを久々にみれて感激。いい味でてました。

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peanuts

3.0移り行く時代の証人なのか

2014年2月22日
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悲しい

知的

 執事という仕事を生涯全うした主人公の人生が報われた、という感覚を持つ作品でした。ただ、人種問題という我々日本人が知らない(本当はあるのかも知れませんが、)事を深く掘り下げて考える必要がある、ということを考えさせられます。  米国は自らの過ちを認めようとせず、という言葉は、自分自身にも言えることで、人間の弱さを感じますが、何事も乗り越えるのには強い信念が必要なのだ、ということを改めて感じました。

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みなかみ問屋

3.5こんな人がホワイトハウスにいたのか。

2014年2月22日
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泣ける

悲しい

知的

公民権法(運動)、ブラックパンサー党、ケネディ、ジョンソンなどの歴代大統領・・・ 私あるいは同世代(還暦)にとっては、青春時代の重い記憶が蘇る、アメリカについての諸々である。かの国の圧倒的な力と自由な空気の中に潜む理不尽さに心を痛め、今も自身の思想のベースの一部になっている。 その時代に、ホワイトハウスに黒人スタッフが差別と戦いながら働いていたとは‼︎戦い方の異なる息子との葛藤も見もの

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こばりん

3.0長い時間をかけてもいい

2014年2月21日
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知的

子供の頃の経験が彼に従順さを植え付け、かなり遠回りさせたけど・・・、というお話。 素晴らしい息子だ! 大統領達との絡みが予想より少なくて、そこに逆にリアルさを感じました-_-b

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エルフの耳