大統領の執事の涙のレビュー・感想・評価
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思ってた感じじゃない
大統領の執事業務がメインかと思ってたけど、人民権運動を背景に黒人一家の人生のお話し。
邦題に詐欺られた感じ。
アメリカが抱える人種差別問題と運動の歴史をサラッと撫でる程度のストーリーで、特に感動的な話でもなかった。
ただ、主人公と奥さんが年を重ねていく演技やメイクはなかなかリアルだと思った。
あと、ずっと気になってしまったのが、セシルと言う名前。
綴りはCecilかな?
確かにカタカナ読みするとセシルだけど、明らかにシーセルorシーシルと呼ばれてます。
どうでも良いんだけど妙に気になった。
よかった
執事という仕事には全く関心がなかったのだが、興味深かった。特に有名になる仕事でもないような、一般的な仕事として大統領に仕えるとは、最大級の出世なのではないだろうか。
息子さんと意見が合わないからと言って冷たすぎる。もうちょっと優しくしてあげて欲しかった。若い時にできた子供にはそのような感じになりやすいのだろうか。
息子の彼女の無礼ぶりが面白かった。彼女も肩肘張って頑張っていたのだと思うのだが、最低限の礼節は保つべきである。
割と若い時期からフォレゥト・ウィティカーになっていて、どう見ても顔がおじさん、というかおじいさん、もうワンクッション挟んだ方がよかったのではないだろうか。
人種差別って・・・
白人、黒人、の問題は、こういう映画とか見るたびにどうしてこんなことが許される?と思ってしまう。難民を多く受け入れ、自由国家と憧れられ、寛容な人々の住むアメリカで。この黒人一家のそれぞれの生き方をとても尊敬する。邦題は何だか品がないなー。
黒人差別
日本人に生まれてると差別とか分からないけど、ほんとこんな時代があったのかと思うと信じられない。 世の中が変わってよかった。 執事に徹して2つの顔を持つことほんとすごいことだと思う。自分の感情を出さずに仕事するなんて、ほんとすごい。 これを見るとオバマ大統領が生まれたことってすごい世界が変わったことなんだね!
差別社会で生きた親子の葛藤
アメリカの歴史を黒人社会から見ることができる映画。子供時代に白人の下で、彼らの匙加減で、いつ殺されるかわからない中怯えながら奴隷として働かされ、ほんのわずかな幸運から、人生を掴み取り、大統領の執事にまで昇りつめる一人の黒人セシル。南部時代の恐怖を味わったセシルが、<白人に見せる顔>の仮面を武器として、平和的抵抗を選択することは当然のことだっただろう。また、白人に大人しく仕える父を見て疑問をもち、白人の黒人差別に強い反発心が心で育った息子のルイスがいる。彼がここまで自分の考えをもち、熱い思いを実行してこられたのも、父親が息子に教育を受けさせ、ある程度の生活を用意してやれたからだろう。父親と息子の中で、一方では内部からの平和的抵抗、一方では過激な命をかけた抵抗が、見事に対比され、描かれている。時代は下り、ついに大統領の地位を黒人が勝ち取るまでになる。親子は、やり方は違えどどちらも黒人社会を変える為に闘い続けてきた戦士なのであった。
映画としては、アメリカにおける黒人社会の変革というより、その中で生きてきた個人の生き方の描かれ方が素晴らしいのだと思う。
こんなに酷い扱いを受けていたのは、たったの半世紀前に過ぎないのだから、そりゃあ現代になっても差別意識は簡単には無くならないだろうなと思った。彼らは彼らの強さの為に、また美しさの為に、能力の為に、白人から恐れられ嫌悪され、一度は上になった立場から抜け出さない人間から差別され続けられるのだと、私は思っている。<いじめ>も構造は同じだろうに、呼び方の為にこどもの単なる愚行のように思える。立場が上であると勘違いし、<下の者>を虐げる人間は、いなくならないだろうが、子供の頃の教育によってある程度変えることは可能だろう。黒人社会を受容する形に変わってきた白人たちがいるように。
しかし本当に差別とは吐き気がする程恐ろしいものだと思う。白人黒人だけではなく、全世界にある差別。道路で平然とスピーカーを使用してヘイトスピーチをする日本。黒人が無抵抗で撃たれる現代のアメリカ。コーランを燃やす。或いは国旗も燃やす。今日本にいる日本人の私は、自国に存在している差別に辟易している。そして、日本人として謝りたい気持ちでいっぱいだ。
勉強になる映画
まぁしょうがないとは思うのですがテンポが早かったです。いろんな大統領が登場して勉強になりましたしホワイトハウスの中や黒人差別の悲惨さなどが分かってよかったと思います。 正直退屈なシーンもあったのですが終盤にかけてぐっとくるシーンが多いので最後はすっきりして見終わることができました!
執事として働き、戦ったセシル。
執事としてホワイトハウスで働く セシルと公民権運動などで活動する息子ルイス。息子はホワイトハウスで働く父に偏見を持ち、父は学校へも行かず、命の危険もある活動に自ら入る息子に否定的で互いの気持ちのすれ違いで疎遠になってしまう…。 だけどそんな二人の関係が修復するところは本当に感動した。 危険を顧みず戦ったルイスだが父セシルも執事としてずっと戦っていたのだ。 奴隷の息子として目の前で父を殺されただ生きるめに必死だった環境や時代で生きてきたセシル。本当の自分と白人に見せる顔を使い分け誠実に働き、執事として戦い続けたセシル。 そんなに遠くない昔に、そしてこんなにも長く続いた人種差別に胸が痛んだ。そしてアメリカの歴史をまた少し知ることができた。 後冒頭のナレーションの「アメリカは他国の歴史にとやかく言うくせに自らの暗い闇の歴史には見て見ぬふりをする。」と言う言葉が深く印象に残る。 豪華なキャストだし、フォレストの演技も素晴らしいし、本当にいい作品だった。
邦題はヒドイが
エラく慌ただしいが、30年をこの尺に収めようとすると止む無しか… 実は執事はあんまりどうでもよくて(笑)、公民権運動からオバマ当選までの黒人解放史といった趣の映画。でもなかなかよかったよ。
相反する親子
一人の人物の一生を描いているので一つ一つの 話は長くないがそれでもなにが起こっているのかというのはよくわかる。 黒人差別撤廃のために活動する親子だが考えの違いからぶつかり合っているのを観て差別撤廃とても大変だということがよくわかる。
邦題はヒドイが映画は良い
邦題はヒドイが映画は良い.実在の人物がモデルだが,ご本人のWikipedia http://bit.ly/1giuF0t 読むに最大のヤマ(親子の葛藤)は「盛ってる」っぽいのがうーん…
映画見る時、あらかたの内容を知ってから見るか?知らずに〜
〜知らずに見るか?は、人それぞれ・・作品それぞれだろう。 俺的には、本作・・ 使用人と大統領の友情物語!と勘違いして視聴したので、この内容にはかなり面食らった。 要は、アメリカの人種差別の歴史に基づく映画!なんだけど(´・Д・)」 ほぼ単一民族な島国日本人には、ナカナカ分かりづらい共感しづらい話・・でもある。 う〜ん。 これは100%こっちの都合や偏見なんだけど、・・ちと俺的に違ったかなぁ♪(´ε` ) 余談だが↓↓↓ 公開中の映画ベイマックスは、予告と中身がかなり差異が有り、見ると面食らう作品らしい( ̄(工) ̄) 原題⇒邦題 内容⇒予告 ↑様々な配給会社の罠が有る。 それが結果、良い時も悪い時もね? アランリックマン、印象的な配役だった∧( 'Θ' )∧
ウィティカー
リーダニエルス。大統領の黒人執事の息子が、黒人活動家という話。フリーダムライド→キング牧師→ブラックパンサー。黒人にとってのミスタープレジデントがどう見えているのか、興味深い。ブラックパンサーが、不良扱いなのが面白い。やはり黒人の地位を決定的に上げたのは、キング牧師でも、ブラックパンサーでもなく、ましてや、ケネディ屋、公民権法成立ですらなく、バンバータというか、クールハークというか、グランドマスターフラッシュというか、それが萌芽とした90年代のヒップホップというか、ウータンとかの価値観なのだ。この物語はドナルドリーガンまでだが、本当の転換は90年代に入ってからだったのだ。ただ、ペーパーボーイ真夏の引力のタールのようなファンクネスはかなり減退していて、ちょっと残念。
激怒の時代
すごい練り込まれた脚本だった! 激怒の時代、劇的な時代の変化、重なる親子の人生、政治、人権に対するそれぞれの思い。夫婦、親子の愛。ケネディ大統領、キング牧師、マンデラ氏、オバマ大統領。 多すぎる内容と衝撃的場面がない為に時間も長丁場になってるけど、音楽も内容もよくて、最後まできちんと見ることができた。 本当に人権問題に対して命を削って訴えた人々に送る、素晴らしい映画!!
余韻が…。
見終わったあとに、静かな感動が 長く続いた。 涙がにじんで少しだけ頬に流れた。 鼻水も拭いた。 暫く余韻に浸った。 差別はやはりいけないことだと思った。 こんな最近まで黒人差別があったなんて 知らなかった。 ジョン F ケネディを見直した。 オバマ大統領がアメリカに生まれて 良かったと思った。
二つの顔を持て。本当の顔と白人に見せる顔だ
映画「大統領の執事の涙」(リー・ダニエルズ監督)から。
「7人の米国大統領に仕えた黒人執事の実話」という解説に、
どの大統領にどう関わってきたのか、楽しみにしていたが、
冒頭「実話に着想を得た物語」という字幕が見た時、
私の思惑とは違う作品かもしれないな、と感じた。
黒人がホワイトハウスに執事をするということは、
いろいろな制約や気を付けることがある。
「相手の心を読め」「察するんだ」
「二つの顔を持て。本当の顔と白人に見せる顔だ」
「この部屋の空気のごとき存在に」
「何かお力に?」「他に御用はありませんか」など・・
物語から拾った台詞は、数知れない。
しかし主題は「人種差別」だったかもしれない。
スポーツで「人種差別撤廃」を訴えた映画「42世界を変えた男」、
政治家という立場で「奴隷解放」を訴えた映画「リンカーン」
そして、ホワイトハウスの仕事をしながら訴え続けた本作。
この話題って、アメリカ映画には欠かせない分野かもしれない。
歴代大統領との絡みあまり無し??
うーーん。思ってたのとは印象違ったかもしれませんが、素敵な作品だと思いました。
最初のインパクトはすごかったです。あんな扱いを受けている、人種差別という惨さを知りました。
その後の展開は、執事として働く黒人の波乱万丈な生活を淡々と綴っていくってかんじ。インパクトは少なめですね。
歴代大統領が7人でますが、あまり絡みというか、、主人公への影響がなかった気がします。それは実話に基づくお話であるがゆえかもしれませんが。
あとオバマ大統領の凄さを知れました。日本人はその事実をあまり知らない。それを教えてくれた作品でした。
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