「執事として働き、戦ったセシル。」大統領の執事の涙 LoveMyLiFeさんの映画レビュー(感想・評価)
執事として働き、戦ったセシル。
執事としてホワイトハウスで働く
セシルと公民権運動などで活動する息子ルイス。息子はホワイトハウスで働く父に偏見を持ち、父は学校へも行かず、命の危険もある活動に自ら入る息子に否定的で互いの気持ちのすれ違いで疎遠になってしまう…。
だけどそんな二人の関係が修復するところは本当に感動した。
危険を顧みず戦ったルイスだが父セシルも執事としてずっと戦っていたのだ。
奴隷の息子として目の前で父を殺されただ生きるめに必死だった環境や時代で生きてきたセシル。本当の自分と白人に見せる顔を使い分け誠実に働き、執事として戦い続けたセシル。
そんなに遠くない昔に、そしてこんなにも長く続いた人種差別に胸が痛んだ。そしてアメリカの歴史をまた少し知ることができた。
後冒頭のナレーションの「アメリカは他国の歴史にとやかく言うくせに自らの暗い闇の歴史には見て見ぬふりをする。」と言う言葉が深く印象に残る。
豪華なキャストだし、フォレストの演技も素晴らしいし、本当にいい作品だった。
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