「おもろん。」大統領の執事の涙 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
おもろん。
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おもしろいっす。
この映画をかなり無理矢理単純に説明するとしたら、「それでも夜は明ける」と「フォレスト・ガンプ」を足して、終盤の老夫婦描写は「アンドリューNDR114」といった感じか。
この映画の素晴らしさはフォレスト・ウィテカーです。特におじいちゃん加減の素晴らしさには本当にビックリしました。体系的にはそうは見えないけど、表情や仕草、喋り方なんかもおじいちゃんにしかみえない。本当に素晴らしい俳優だと再確認しました。
オバカな僕にとっては、歴史の勉強にもなった気がします。
いろんな映画で人種差別描写は出てきますが、この映画のそれはかなり衝撃でした。白人であろうと、黒人を擁護しようものなら容赦なく叩くのですね。こーゆー暴力描写は心が痛みます。
ラストの丁寧さも特筆すべき。
ホワイトハウス内で白人と同等の権利を勝ち取り引退。その後は息子と和解して、云云かんぬん。映画でよくあるのが、主人公の"その後"をテキトーなワンカットで見せたり、文字や声での説明だけにしたり、エンドロールでハイライト的に見せるとか。でもこの映画はスゴく丁寧に描いてくれてるし、オバマが出てくる事で現代人にも飲み込みやすいハッピーエンドになってると思う。
レンタルでの鑑賞だったが、映画館で見れば良かったと後悔させる作品だ。
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