「執事は見た!」大統領の執事の涙 ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
執事は見た!
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主人公とその長男の確執とやがての和解をとおして公民権運動の歴史を長男の活動側と主人公の権力側とを平行して描いてゆく。
混乱する国内をまとめようとするアイゼンハワー。
理想に目覚め実行しようとする前に凶弾に倒れるケネディ。
四六時中仕事をしているジョンソン。
リアリスティクな考えと行動をしながら最後には去るニクソン。
レーガンとの親交。
それは白人の黒人観が変わってゆく歴史でもある。そして主人公が執事の仕事を辞めるときにレーガンと交わした会話がこの作品の主題だろう。
フォレスト・ウィテカーの演技が良い。若い頃と老境に入り始めた頃の給仕の動きの違いとかの細やかな演技が教科書のように成りがちな作品に深みを与えている。
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