キック・アス ジャスティス・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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また続編ありそう
マザーファッカーって名前も衣装も面白すぎ。ヒローものの映画ってよく主要人物死ぬよな。最初のヒットガールが手首を切るシーンは中々グロかった。牢屋におる叔父さんやマザーファッカーもなんとか生きとんやけん、続編ありそう。アドレナリン注射してあそこまで強くなったのが疑問に思った。ジムキャリーの顔ちょっと変やった。
じゃすてぃすふぉ〜えゔぁ〜
前作のコメディタッチを踏まえたのとは一転、ややシリアス&リアリティを織り交ぜた今回。コメディ要素はあるのはあるが少ない。だが面白い。
ヒーロー軍団VS悪党軍団という設定、ヒーローといってもデイヴと同じ一般人のコスプレ集団と本物の殺し屋やチンピラの対決。
まぁ憧れ程度でヒーローごっこなんかしてたらそんな目に会うよねといった前作とは違って強くなってるデイヴことキックアス(でも全然弱いけど笑)
本気でヒーローになるため、ヒットガールに修行をしてもらうデイヴだがヒットガールはヒーローから足を洗い普通の学生になることに。
そしてデイヴはヒットガールを失った中、ストライプス大佐(ジム・キャリー)率いるヒーロー軍団に参加することに…
なんでしょう…ヒットガールはイジメに会うシーンなんか映画キャリーを彷彿とさせましたね笑
レッドミストも己のわがままや中二病の様な野望のせいで親代わりをしてくれてた側近を殺されてしまう…
デイヴはデイヴで父親を失うという取り返しのつかない失態を起こしてしまうといった暗い展開が目立つ今作。
だがこれがリアルなんでしょう。
『殺人ばかりで学生生活とは無縁だった少女』と『本物のマフィアというのを知らないマフィアの息子』と『ヒーローという夢物語を追ったオタク』の非常な現実。
だけど娯楽映画ですからそこまで悲惨な描写とかはないです。
前作に比べて暗めに作られた今作ってだけで面白いことに変わりはないです!
あとは個人差だと思います。
あえて言わせてもらえれば…
・クロエさんは成長してても相変わらず可愛かった
・ジムキャリーの出演をもうちょっと多くしてほしかった
以上2点です笑
「過激だな‼︎」
仲間はずれになって敵のチームに入ってしまっている友達がきっかけで、父親が殺されてしまう。
んで、最後には味方にすんなり戻っているけど、この映画の中で一番、絶対に許せねーよと思うシーンであった…
とか、ゲロ下痢装置のシーンはビックリした…
あと最後にチューはして欲しくなかった…あんな隠れマッチョ、ヤリちんと…というか、1では、少女だったぐらいの年下と、よくチューできんなー
つまりは、この主人公のストライクゾーンは、広くて誰とでもヤレる、モテない人の救世主。
こいつは、平和を守るヒーローじゃなく、モテない人にとってのヒーローになれるってことなんだー‼︎
ヒットガールを楽しむ映画
前作からの(主に日本からの?)期待に答えようと全体的にヒットガールちゃんを最初から押し押しの展開。
彼女の年相応の苦悩とジャスティス軍団結成までの下りをテンポよく見せている中盤まではなかなか楽しく観られた。
相変わらず下品なネタの応酬はさすがというか、笑います。
ただ登場人物も増え展開も大仰にしようとした結果若干散らかってしまった印象があるが
まあクロエ•モレッツ可愛かったから許します。
なぜか今回もリア充かましてる主人公のくだりと最後のファーストキス、実は生きてたよコイツ!な蛇足はいるのか?と思わなくもないが。
もし続編やるならヒットガールのスピンオフでひとつ。
トリロジーの第2作と考えたらうまく出来ているのではないかと。
1作目のカウンターとしての抑えた演出や描写、そして色んな状況を加えてみせることで世界観を広げて次へ繋げる。ジェフ・ワドロウ自ら持ち込んだ本は明らかに次を意識したものだと思う。
それにしてもこのシリーズにおいてさえも暴力の連鎖やインフレーションを盛り込むことは今のハリウッドには必要なのだろう。ただ定番化しすぎているし要するにマッチポンプだし、そうすることで何となくの「深み」を加えようとしているとも言えそう。それがアメリカという国のやり方だということで。
原作ではヒットガールは11歳のままなので、映画版ではクロエちゃんの実年齢に寄せた成長ストーリーを盛り込んでいるのはいいけど、とにかくどこかで観たようなエピソードばかりで笑えるというか苦笑させられる感じ。とは言えそういう描写があるからあのラストが活きるわけで、やはり「ちゃんと出来てるな」と思う。ナイトビッチのデザインもツボだし、ジム・キャリーの大佐もよかった。
最大の売りであるはずのヒットガールの見せ所としては前作をそのまま繰り返しているところも多いが、カースタントやバイクといったアイテムで新味を加えた部分はよかったね。次は3年後くらいか‥楽しみです。
大爆笑!ドアをノックして「エ○バの…」
とにかく、前作ファンを納得させること間違いなしの出来だと思う。
ファンって言うのは、作品自体よりも、それぞれのキャラについて愛情を抱いてる人と、特にクロエ・グレース・モレッツちゃんに目がハートになっちゃってる人たち。
キャラそれぞれの成長と、その選択と行為への落とし前がしっかり描かれていて、前作のようなあけっぴろげなアクションとテンションの高さはあんまり無いように感じた。見た目は派手なシーンはあるんだけどね。
タイトルにも書いたけど、自分が一番笑ったシーンはジム・キャリーのアレ。
おいしいとこしっかり持っていくおっさんやね。
他にも、ゲリゲロ棒のくだりと、アナ○ボールが出てくるシーンでもゲスだなーって思いながら、めちゃくちゃ笑った。
あとは、なんと言っても、クロエちゃんのセクシーでかわいいシーン。テレビでワンダイレクション風アイドルを見てからの…とか、ヤバいですねっ!?
とにかく、前作見ていることが必須の映画だと思うし、さらに、この映画が好きだーって言える人は前作のキャラを愛しているってことも必須だろう。
ビッグバジェット的ファン感謝祭かも。
クロエ萌え作品
1に引き続き容赦なく人が死ぬ。バイオレンス要素てんこ盛り。
ストーリーやキャラの性格で解せない部分は多々あるがクロエが可愛いので飽きない。むしろクロエを見るためだけの映画。
ブルックとのやりあいが一番面白かった。
容赦ない葬り方。
前作から3年も経てば、これだけ女子は成長する!というのを
そのまま見せたような本作。ほぼ主演?のクロエが言うように、
まさか3年も経ってから続編が作られるとは私も思わなかった。
前作ではまだ可愛い女の子、だった彼女もすっかり成長して、
女優としても今が伸び盛り。対するキック・アスのアーロン君も
美形を活かして様々な作品に出ている。二人とも身体の成長は
隠せないものの、演技面では問題なく動き回って戦っており、
その順応力は大したもの。ドラマとしては、なかなか楽しめた。
ただ今作に於いてはどうしても、そのドラマ性とは別に気になる
ところがあって(前作の感想にも書いたけど)ケラケラ笑っていて
いいものだろうか?と思ってしまう、その残虐ぶりが今回も凄惨。
ゲロゲリ棒←これにはウケます。は、いいとしても、
手首を斬り落とすとか、首を斬るとか、芝刈り機で人間刈りとか、
そこまでやる必要アリ?と思うほどに残虐な殺し方をする。
原作がそうなんだろうけど、これにティーンが大ウケする様子は
やはりどこか引っかかる。細かいことは気にするな!といっても
殺しを楽しめ。という行には、それは違うだろう?と驚いてしまう。
ジャスティス・フォーエバーが自警団であるなら、あくまでその
方向性は痛めつける程度に留めるべきで、そうでないとミンディ
の抱える苦悩や使命が活きてこない。なぜ、ダディは彼女を
殺人兵器に育てたのか、を今作では考させる方向へと導く。
目には目を。歯には歯を。は、場合によって正しいと思う。
が、容赦ない役者の葬り方をする本作に更に度肝を抜かれる。
クリス付添い人のレグイザモ、大佐役のJ・キャリーのあの扱い。
さらにキック・アスの父親まで…。ウソ!と思ったくらいで、
もう笑うに笑えず唖然呆然。ゴメンね、頭の固いオバサンで。
あぁコイツは相変らずマンガだなぁ~と楽しませてくれるのは、
極悪阿保のクリス。マザー・ファッカーなんて名前に改名しても
相変らずバカまる出し。続編には悪役が必要だろ?なんて、劇中
でキック・アスに囁かれる始末で、楽しい部分ではめっぽう面白い。
この性質の悪さがたまらない私も相当性質が悪いんだけど^^;
(エンディングもお楽しみに。お席はそのままで。アラ!やっぱり)
……普通かな。
劇場にて鑑賞。
まず、前作に比べてデイブのオタク感が無かった。逆に真面目になって、ドジで冴えない感じがあまり無かったのが残念。
一方でミンディ。
こちらも、前作とは違って真面目に高校生活を送り、友だちやボーイフレンドを作ることに専念。ヒーローという肩書きを捨てる努力をしています。
まあ、マーカスの目線から考えればしょうがないと思うけど、ここは少し強引でもよかったんじゃないかなと思いますね。
うーん、あとは描写かな。
今回もこの作品はR-15指定。前作と同じです。まあ、指定通りの発言や描写でしたよ。
問題なかったと思います。
個人的にミンディのアクションシーンがたくさん見たかったかな。
せっかくいいアクションなんだから、もっとアクションシーンを増やせば面白かったかも。
でもまあ、等身大ヒーローたちの話でスパイダーマンとかバッドマンとかの話を描いているわけでは無いから、突然の奇襲とかっていう描写が難しかったのかな?
ラストアクションも面白かったです。
キックアスは互角でもヒットガールはちょっと……笑
って感じのラストでした。
どんなラストかはこ自分で鑑賞を。
よくもダメにしやがったな!
キックアスをどう解釈したらこんな続編になるのかと思った。酷い続編だなというのが感想。
まず、満たされたデイブなど観たくない。
バカな設定なのに変に真面目なストーリー。
なくなった良い意味でのオタク感。
監督が変わって音楽の趣味も若干変わった気がする。
仲間も胡散臭いし、素人がノリでヒーローになっただけのはずなのに、仲間が殺されてヤル気になるだろうか?普通ならやめると思うけど。
オタクのクリスは最後良い事してる感じだしちゃってるけど、お前のせいでお父さん殺されたからね!
観たかったのはヒットガールの暴れっぷりなのに、素人同士の殺し合い。
続編って難しいのね…
ヒットガールにスポット当てた続編が観たかったです。
エンドロールが始まっても帰らないで!
前作鑑賞済み。
個人的にはかなり良かった!
全体的に心にクるというか、辛いシーンが多い感じではあったかな。
前作よりはグロ度が下がっていた気がして残念。グロが減った代わりにゲロが増えた。
前作の方がよっぽどグロいけど、でも爽快感はすごくあった。
しっかりヒットガール無双してるシーンはあったし、ゲスい決め台詞で登場、一切の容赦なく悪人をブチのめして去って行くヒットガールは最高に可愛い。気分爽快。
ジムキャリーは特殊メイクで完全なる別人だった。
ただあの役何だったの?噛ませ?当て馬?必要あった?
重要人物みたいな雰囲気で出てきておきながら言うほどの見せ場もなく割とすぐあっさり殺されて、え?みたいな。何だったんだ。
一番の見所、キックアスとヒットガールが二人でマザーファッカーたちのアジトに登場するシーン。
キックアスのベルト!!!あれ気づかないよ!!!悔しいが最高!
前はただのヒーローに憧れたクソガリメガネオタク、完全なる geek だったデイブがヒットガールに頼んで毎日ボコボコにされながら身体を鍛え始めて、見た目に特別な変化はないのに一気にイケメンな雰囲気が漂うようになってて危うく惚れかけたりもした。
ヒットガールがドキッとするシーンの、顔も体も血まみれで、でもキッといろいろ決意したのが瞳に現れてるあの表情が本当にセクシー。
総評としてはクロエマジで可愛い。ストーリーとしても個人的にはそんなに悪い印象は持たなかった。
(悲しいけどやっぱり一般市民のヒーロー活動にはいつか限界が来ると思ってた)
エンドロール後にも映像があったのは嬉しかったな。
レッドミストというかマザーファッカーはマイティ・ソーのロキと同じで愛すべき悪役!
どうも嫌いになれない!
ラストにメタリックなキックアスのマスクが写ってたけど、続編やるのかな?
もしやるなら監督は元に戻してー。
ミンディーの戦闘シーンのみ良かった
話の内容、薄~~~っっ
最後の戦闘シーンだけは、なかなかカッコ良かった。
それだけ~・・・
それに、ミンディーが突然辞めたのが突然過ぎて不自然・・・
アメリカ★青春ロリアヒル口ムービ―炸裂
町山氏、主演のクロエ・グレースに曰く。
「今回は、日本では売れると思うよ。日本人の男って、ロリコンばっかだから。」
Globalな観点から言うと実に正しい。日本人は変態という意味ではなく。
日本人は実に童顔な種族。
日本人同士の結婚が多いことからもわかるように、世界的なにも童顔好き種族だ。
15Rなのに観客動員数4位というのはそういうことだ。
封切初の土曜日は。
おじいさんたちもたくさん来てた。
童顔フォーエバー。
今回の見どころは。
キックアス1では、仮面をつけてた方がよりロリで可愛かったクロエ・モレッツ・グレースが。
立派なティーンに成長して。
仮面を取った方が日本人好みのロリアヒル口顔に変身しているところが1番の見どころです。
ジムキャリーやレグイザモの扱いへの不満やらは他のレビューに譲るとして。
今回は。
アメリカ★青春文化に的を絞ってレビューをしてみます。
***以下ネタバレあり*******************
何にもいいとこなしのオタクヒーロー「キックアス」。
それでも前回のバズーカ事件でカタルシスを覚えたらしく。
「ほんとの自分は何か?」的にまっとうな自分探し。
亡き父の面影を引きずる孤高のスーパーガール「ミンディ=ヒットガール」に弟子入りしようと画策するが。
技術的にはもう登るべきポイントがないミンディ。
自分を失っているのはミンディの方だった。
アメリカ文化は、自分の所属を求める文化。
名札を付けるようにエリートはフラタニティやらソラリティやらでΩやらデルタやらの社交クラブに。
チアリーダーやらアメフトやら人気のスポーツで頑張ったり。数学倶楽部で勉強したり。
あるいは、いじめられっこは、アメコミ好きのギーク同士やらゴスっ子同士で集まり。
そうして、何らかの自分の居場所を求めてく。
日本人のようにすべて同じ顔ではないので。
たくさんの異なる事象から共通点を手繰りよせるように寄り添って。
そうして自分探しをする集団だ。
主人公のキックアスは既にヒーローなので。
所属はヒーロー倶楽部と揺るぎがない。
だから、ミンディが揺れる間。
ジャスティスフォエバーを組織化して。
けっこうエッチなお姉さんのナイトビッチとやりまくる。
役名そのまんまやね。うん。この映画のもう一つの利点は。
英語がわかりやすいのね。
さて。クロエちゃんことわれらがミンディちゃん。
とってもアヒル口が可愛んだけど。
インチキキ〇ガイ親父のニコラスケイジが亡くなったので。
仕方なく知り合いの刑事に引き取られる。
もう幽閉状態。
キックアスと訓練やら街の掃除やら始めるが。
養父の目をごまかすので精いっぱい。
これが親父ならフニャ〇ンだ。
しばらくいいとこなしのまま。
例の青春おともだちを紹介される。
チアリーダー・ダンスクラブ的な・・・。女子の花形的な。
言わずとしれず。ここはヒエラルキーの墓場。
身体能力の優れたミンディちゃんはペットからいじめの対象に。
その間に、今まで悪人殺し以外では感じたことのないアドレナリンのトキメキが・・・。
彼女にも春が訪れたようなそうでないのような・・・。
こうしてアメリカらしい青春風景を背景に自分を最後まで迷ってしまうミンディの混迷。
ラストでそれらはそれぞれの自分探しのゴールに向かう・・・。
ヘタレ主人公のキックアスは、シャツを脱いだらムキムキマンの本物ヒーローに変身。
そして。
ロリキラー、ヒットガールは・・・。そのムキムキにアドレナリンの咆哮を覚え・・・。
わが青春の始まりに目覚める。
自分は「ヒットガール=殺し屋」が本性だと。
善も悪もなく、自分を探し当てるのだ。
さて最後に。
アメリカ子供向け映画と日本子供向け映画の違いを。
むこうはゲロOK(ディズニーTVでもOK)である。日本は・・・。ゲロだけはタブーである。
クロエを見るためだけの1時間40分。
とにかくクロエ・グレース・モレッツに釘付けの1時間40分。なんなんだあの愛嬌は。この役をやるために生まれてきたとはまさにこの事。しかし、逆にクロエが居なければ駄作だったとも言える。まずストーリーだが前作では「ヒエラルキーの中で下級とされる人物がヒーローになる」という部分がアメコミ史の中では斬新で批評的な点となっていた。しかし、その身近で親近感の湧くヒーロー物という根本の面白味が今作では主人公の肉体的、精神的な成長と新たなキャラクター(しかもけっこう強い)の出現で打ち消されてしまった。この変化は今後のシリーズの展開という意味でもあまり有効とは言えない。「正義が悪を作り出している」というテーマもダークナイトの焼き写しで今まであったヒーロー物のカウンターとしてのキックアスがバットマンの真似をしてしまっては駄目だろう。その他にも父親の死が案外あっさりしていたり、親友のトッドが裏切った事も父親が死んだ原因となる重要な部分だったにも関わらず曖昧にしてしまう始末。エンドロールが終わった後のシーンも悪趣味を履き違えたような感じで笑えなかった。今後、本シリーズの興味がクロエ本人とヒットガールの成長でしかなくなってしまったことが残念でならない。
クリス君のほっぺたぷるんぷるんしたい
もっとミンディ中心にぶっこんでくるもんだと思ってた。
終盤シックスパックボッコボコの身体になってマジもんのヒーロー目指すデイブですが、そうなったら他のマーベルコミックスのヒーローとかと変わらなくなってきちゃうのでデイブはヘタレのままがよかったなという感じ。
評判通りマザーロシアはマジマザー過ぎた。神取忍みてーだし。こちらは勝手にロッキー4のドラゴの嫁を当て込んでたもんでB・ニールセンさんみたいだったら嬉しさ倍増だっただろう。
おいらがみたいのはキックアス3じゃなくてヒットガールというスピンオフだったことがハッキリわかった二作目でした。
クロエがこれ以上色っぽくならないうちに完結編早よ!
行動と責任
ストーリーは単純。1を観ていないと、ヒットガールの父親の存在の大きさがピンとこないかもしれませんが、基本的には単純なストーリーかなというのがこの映画の印象です。
また、「ジャスティス・フォーエバー」は今後生活の中で言う機会が何度かありそうだし、ヒットガールは可愛かったし、面白かったシーンはいくつもあります。
が、テーマを詰め込みすぎて、1を観たときに感じた情熱は今作では味わえず、興奮するほどのシーンはほとんどありませんでした。
それから、描こうとしてたものが色々ありすぎた感を感じましたね。
「父親が死んだヒットガール、マザーファッカー、キックアス」という軸を中心にもっと描いていたら面白かったのでは、という気もするし、やっぱりコメディだからそのテーマにしてしまうと重くなってキックアス本来の面白さをなくしてしまう気もするし。。
最後のヒットガールの戦いはゲームで覚醒したときみたいで個人的には好きでした。
いい続編
弱そうなヒーローがたくさん出ていてとても楽しかった。前作を踏まえた続編としてはとても面白く、上出来ではないだろうか。それにかなり感動した。
ヒットガールは女子の陰湿さに参っていたのだが、本当の女子はもっと陰湿な同調圧力でじわじわと攻めてくるので、映画はまだ優しいというか男子目線の描き方だなと思った。
マザーファッカーの犯罪者や精神異常者チームは、絶対にあんなふうに仲良くなるわけがないので、そのうち放っておいてもお互いに憎み合って殺し合いを始めるのではないだろうか。
クライマックスのキックアスは攻撃の一つ一つに意味を込めるところに、浅田真央ちゃんのジャンプが重なって涙がでそうになった。
顛末は、エンドロール終了後までじっとお待ちください。
「派手なだけのアクションが続いてオタク度が低くなってしまったのは残念。」(毎日新聞)という指摘もありますが、ヒット作の続編として前作同様なオタク向けのB級映画のままでは問題アリでしょう。メジャー作品として製作された本作では、アクションや登場するキャラが賑やかに強化されたほか、何よりもホロリと泣かせる人間ドラマにもなっていたことがとても意外な演出でした。
前作からちょうど3年たった設定で、成長して高校生になったキック・アスとヒットガールにふさわしい青春映画テイストのアクション映画としてとても楽しめました。
もう一つ以外だったことに、てっきりヒット・ガールが軸になって進むものと思っていたのが違っていたこと。ヒット・ガールことミンディの親代わりの保護者となったマーカスは、ことあるごとに父親との約束を持ち出して、ミンディにヒット・ガールになることを厳禁。普通の女の子になることを約束させられてしまうのです。キック・アスことデイヴとの話すことも禁じられて、「親」思いなミンディは、しおらしく学校に通います。でも学校で大人しくしていても、ミンディの卓越した能力は、たちまち学校の人気者になります。面白くないのは、そんなミンディに嫉妬する目立ちたがり屋な女子生徒たち。今回ヒット・ガールは、ネコを被って素顔のミンディとなり、学校で「女の戦い」を繰り広げるのでした。
でも陰湿ないじめには、さしものヒット・ガールも心が深く傷ついたようです。あろう事かデイヴの寝室に押しかけて、泣きじゃくりながらすがるのです。ディブの励ましで、自分らしさを取り戻し、「女の戦い」なら相手の土俵で勝負とばかり、見違えるようにお化粧してイメチェンした姿には、うっとりしました。変身したミンディは、それまでの少女の愛らしさをかなぐり捨てて、大人の女性と遜色変わらない魅力を放ったのです。演じているモレッツは、なんて素敵なんでしょう~(^^ゞ
でも、それってヒット・ガールが仮面を被った姿に過ぎなかったのです。ミンディは自分の本来の姿は、どっちなのか思い悩むのでした。前作のヒット・ガールと比べたら、辛らつ、過激な表現が消えた分、勢いがそがれて物足りないかもしれません。でも、生き方の模索や人間としての成長といったシリアスなエピソードがはさみこまれたことで、ぐっと作品として深くなったことを感じ欲しいです。
さらに意外だったのは、キック・アスの成長ぶり。前作のあとデイヴはヒーローとなることもやめて、自堕落な生活に陥っていました。でも無くならない悪に奮起した彼は、ヒット・ガールに格闘技を習い、前作とは比べものにならないくらい、実践力を身につけるのです。少々弱さは残るものの、ラストシーンでは自分一人で、仲間の助けを借りずに、敵ボスのマーザー・ファッカーと互角にタイマンできたことは、大いなる成長でしょう。 そして、ヒット・ガールがいなくなった穴を埋めるために、ネットを通じて続々ヒーロー仲間が集まって、チームで行動することになります。そのヒーロー軍団のリーダーとなったのが、ストライプス大佐でした。特殊部隊出身者である大佐は、アベンジャーみたいにヒーロー軍団を率いて、悪のマーザー・ファッカー一味と対峙するものと思っていました。ところがマーザー・ファッカーの手下によって大佐はあっさり殺されてしまいます。前作から、リーダー格の軍事スペシャリストは、真っ先に殺されてしまうことがお約束事になってしまったようです。
リーダーを失ったヒーロー軍団が活動ストップしたのを尻目に、マーザー・ファッカー一味は大暴れ。彼らもコスチューム身につけていたいたため、警察は街で活動するヒーロー全員を拘束してしまいます。
キック・アスへの復讐に燃えるマーザー・ファッカーは、デイヴの身元を突き止め、ディブの身辺にまで忍び寄ってくるのです。犠牲となったのは、デイヴの父親でした。父親は息子の身代わりとなり、キック・アスを名乗り、ヒーロー取り締まりの警察に捕まってしまうのです。そして収監された先の監獄で殺されてしまうのでした。
本作の見どころは、デイヴの父親の葬儀シーンがジンと心に沁みる、エモーショナルな泣かせる場面でした。葬儀では、お互いに正義のために父親を失った立場となったデイヴとミンディが久々に再会します。ミンディにとってデイヴの悲しみが、人ごとではなく、痛いほど伝わってくるのです。そこで出た台詞が、真のヒーローとなるためには、悲しみを突き抜けなければいけないのと励ますミンディの言葉でした。百戦錬磨のヒット・ガールの心の奥には、いつもそんな悲しみをいだいて戦ってきたのと想うと、泣けてきましたね。
でもこの作品、悠長に泣けるシーンを長回しなどしません。あっという間にマーザー・ファッカー一味が、葬儀の現場にまで乱入。警備の警官もなぎ倒して、デイブを拉致してしまうのです。圧巻はここから。ミンディは素顔のままでデイブを拉致した車に飛び乗り、アクロバットな身のこなしで、デイブの救出に当たります。
果たして、ヒット・ガールは復活するのかが後半の注目ポイントでしょう。
そして救出されたデイブは、ヒーロー軍団を招集して、マーザー・ファッカー一味のアジトを急襲します。相手はストライプス大佐も瞬殺したマザー・ロシアなど、凄腕の殺し屋が集められた凶悪軍団。対するヒーロー軍団は、一般市民の寄せ集め。どうやって戦うのと思ったら、以外にチーム力で結束し、それぞれの個性を発揮して、強敵を倒していくのでした。もちろん強力な助っ人も登場しますよ。
最後の戦いを通じて、キック・アスの成長を感じました。あれならヒット・ガールが抜けてもヒーロー軍団をとりまとめて、今後の戦いを続けられることでしょう。
そして、精悍になったデイブに、ミンディが思いを寄せていくところも見どころです。あんなにキック・アスのことを小馬鹿にしていたのに、続編ではラブラブになっているかも知れませんね。
おっと、大事ことを最後に。キック・アスとの決闘中に、過って人食い鮫の水槽に飛び込んでしまったマーザー・ファッカーはどうなったか。顛末は、エンドロール終了後までじっとお待ちください。
とにかくもクロエがキュート
クロエ・グレースがブレイクした映画の続編ということでやっぱりクロエがキュート。
ただストーリー自体は意外と陰惨かつ、因果応報を体現し続ける内容です。ところどころのギャグシーンでコミカルに演出されていますが、ストーリー自体は重いです。
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