フィルスのレビュー・感想・評価
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堕ちた人でなしの話
97分のドラック映画
ジェームズ・マカボイ演じるのクズ刑事ブルース。二言目には汚い言葉を吐き、売春、不倫、アルコール、コカインに手を出す。前半はまるで猛獣のようなブルースを描き、彼が警部補の座を狙っていてその方法としては他の同僚を陰湿なやり方で蹴落とすということだ。
しかし後半はそんなブルースを通して人間の弱さを突きつけられる。クズな男だが観客は嫌いになるというよりは哀れに感じてしまう。それは製作者たちが彼を愛しているからだと思った。
また全体的な話の流れがつかみ難く、後半のオチもなんだがしっくりこない。話が前に進む感じが全くしてこなかった。でもあのドラックのようなテンポを97分間見せつけられたので帰りは異常にテンション高かった(笑)
嫌悪感に勝る、哀しみの余韻
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