劇場公開日 2013年11月16日

「97分のドラック映画」フィルス F.M.Revolutionさんの映画レビュー(感想・評価)

2.597分のドラック映画

2013年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

 ジェームズ・マカボイ演じるのクズ刑事ブルース。二言目には汚い言葉を吐き、売春、不倫、アルコール、コカインに手を出す。前半はまるで猛獣のようなブルースを描き、彼が警部補の座を狙っていてその方法としては他の同僚を陰湿なやり方で蹴落とすということだ。
 しかし後半はそんなブルースを通して人間の弱さを突きつけられる。クズな男だが観客は嫌いになるというよりは哀れに感じてしまう。それは製作者たちが彼を愛しているからだと思った。
 また全体的な話の流れがつかみ難く、後半のオチもなんだがしっくりこない。話が前に進む感じが全くしてこなかった。でもあのドラックのようなテンポを97分間見せつけられたので帰りは異常にテンション高かった(笑)

F.M.Revolution