フォックスキャッチャーのレビュー・感想・評価
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3人の狂気じみた演技に必見
コメディアンのスティーブ=カレルとどっちかといえば筋肉俳優のチャニング=テイタム実力派のマーク=ラファロの共演の映画という事で見ましたが三人とも素晴らしい演技でした。
特にスティーブ=カレル!普段のコメディ映画からは想像出来ない豹変っぷり
気持ち悪かったです。確実に乗り移ってました。
またBGMはほとんどなく淡々と進むため実話らしさを引き立たせる内容です。
ただ前日にしっかり寝とかないと眠くなるかも…
でもほんとにこんな人がいたんですね
この映画を見た後、ウィキでもう一度読みましたがやはりノンフィクションはフィクションより怖いです。
勝負の裏には
お金で買えないものがある
ロサンゼルスオリンピックでレスリング金メダルを取ったデイブ・シュルツとマーク・シュルツ兄弟。ある日、弟マークの元に、デュポン財閥御曹司ジョン・デュポンから、彼の元でレスリングのトレーニングしないかと声がかかる。大金持ちだが闇を抱える彼と兄から独立したいと思っていたマークは仲良くなっていくが…。本当にあった話をベースに作られた映画。
ジョン・デュポンはアメリカ一の金持ちとも言われるほど資産のある家の当主なのだが、ちっとも幸せそうじゃない。そしてシュルツ兄弟が持っている兄弟愛・家族愛を望み憧れているのだが、それはお金でどうできるものでもない。この映画を観ていると、人はお互いを影響し合い、支えあいもすれば捻じ曲げもする、どうしようもない生き物だなぁと感じる。映画は始終静かに流れていくが、心の歪みはそうやってじわじわ作られていくのだと、見ていて悲しくそして同情してしまうのである。
また、アメリカの歴史や、統治する人間と率いられる人間、というテーマも扱っている。「差」というのは、上に居る人間も下に居る人間も苦しめる要素なのかもしれない。
レスリングは日本人にはあまり馴染みのないスポーツだが、なんとなく柔道や相撲に似ている。きっと人間がやるスポーツの原型はこれなんだなぁと思った。ボディコンタクトや業のポーズがなんとも独特。
嫉妬かな…?
「底なしの心の闇をみた」とか「深いトラウマに囚われて」とかの表現...
金メダリストの現実
物語、登場人物、役者については割愛。 優れた人間がいることでその周...
作品の思う壺…⁉︎
不幸な出会いの結末
怖いですね。スティーブカレルの異常感がムンムンとしてます。大富豪の...
ダメなやつはどこまで行ってもダメなやつ。金を持ってても変われない。...
童貞男
異常であることを自覚し怯むことなくその王道を突き進む大富豪ジョン ...
分かりにくいが、極めて深い人間模様。超社会派ムービー。
【賛否両論チェック】
賛:次第に壊れていく人間関係と、それでも自分の信じる道を歩もうとする主人公達の姿に、深く考えさせられる。レスリングの知識がなくても理解出来る。
否:登場人物に感情移入はしにくい内容。BGMも少なく、自分で考えなければいけないような描写も多いので、興味がないと眠くなりそう。
始めは選手のために情熱と愛情を注いでいたジョンが、次第に自らの支配欲や顕示欲に固執していく様子や、そんなジョンに翻弄されながらも、“世界一”という夢を追い続けるしかなかったマーク、そして彼を本当の意味で最後まで愛し続けたデイヴと、三者三様の人間模様が重厚に描かれています。悪戯なBGMもほとんどないので、登場人物達の感情描写がより際立っています。
逆に言うと、それだけかなり静かで地味なお話なので、興味がないとかなり眠くなりそうでもあります(笑)。終わり方も不親切といえば不親切なので、
「結局・・・こういうことだったのかな?」
と、自分で補足して考える必要がありそうです。
関心が持てるかどうかが全ての、極めて社会派の作品です。
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