「●静かで深い欲望の先に。」フォックスキャッチャー うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)
●静かで深い欲望の先に。
兄へのコンプレックス。母へのコンプレックス。レスリングで見返したいという共通点。ジョン・デュポン役のスティーブ・カレルの鼻の高さが、なんだか高貴でコワイ。レスリングへの情熱は本物だったみただけど。ちなみに彼はコメディ俳優なのね。
しかし、満足は金では買えないってことかな。月並みだけど。
見終えて真相を知る。謎の多い事件だ。精神疾患もあったようだが、殺害原因はよくわからない。やっぱり財閥系だから真実は隠されたのかなとか、本人が死んだから作品化できたのだろうとか、でもデュポン家はこの映画にゃ怒ってんだろうなとか、いろいろ考えてしまう。
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