「言葉が足りない」フォックスキャッチャー クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉が足りない
大富豪デュポン氏の道楽の話。
金メダリストを金で囲う。戦車を買う。充実のレスリング場を作る。そこをアメリカ代表の専用練習場にしようとする。何故か鳥の本も出してる。自分中心のドキュメンタリー番組を作らせる。挙句の果てには、自分が請うた金メダリストを射殺してしまう。
やりたい放題なのに、何故かジョンデュポンには満足感は無い。
本当に欲しいものは、自身の身になる強さであり、だから具体化した戦車を買っちゃうのであったり、本当の仲間であったのだが、ジョンは金で解決する方法しか知らないから仲間たちも金で招聘したりして、その内実は誰にも分らなかった。
射殺のシーンなんて「別に」で殺しちゃうんだぜ!
「お前の○○が気に入らない」とか言えばさ、その場で殺さずに済んだのかもしれないのに。
やっぱり言葉って大事だよ。
一を聞いて十分かるより、一から十まで聞いた方が、ホントのコミュニケーションとしては正解だよ。
スティーブカレルが常に怖い。コメディアンなのに。
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