「体は大人心は子ども」フォックスキャッチャー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
体は大人心は子ども
全編に渡り不気味な雰囲気を纏っていた。勘違いして、弟がデュポンを殺す話かと思ってたのでラストにビックリ。
偉大な兄を越えたい、離れたいだけど兄弟と言う繋がりから逃れられない弟。
甘やかされたのか、自由に育てられたのか見栄と相手の目ばかりを気にして実力以上の位置を欲しがり、器以上の物を欲しがる
甘えた子どものままのデュポン。
偉大さ故に二人の苦しみがイマイチ分かっていない兄。
観てて滑稽で三人の距離感に恐怖を感じた。
弟目線でデュポンを捉えると言うのが面白いなと思った。
三人の演技が素晴らしいかった。
今まで観てきた三人とは想像も付かないビジュアルや不器用な歩き方とか、
最初の組手はゴリラがじゃれ合ってるみたいで笑ってしまった。
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