ブルージャスミンのレビュー・感想・評価
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虚飾 〜 BGMは “ ブルージャスミン ”
セレブ生活を送っていたジャスミン( ケイト・ブランシェット )は、生活に困窮しサンフランシスコに住む異母姉妹のジンジャー( サリー・ホーキンス )の元を訪れる。
冒頭から感じさせる違和感の観せ方が巧い。
作品の中で何度も使われる ″ エレガント ″という言葉がとても似合うケイト・ブランシェットが、まるで用意された台詞のようにスルスルと嘘を吐く姿が痛々しい。自信に溢れたセレブ生活を送る彼女と、精神安定剤が手放せない彼女は、まるで別人。演じるケイト・ブランシェットから目が離せなかった。
傷付いた姉に寄り添おうとする対照的な性格の妹をサリー・ホーキンスが魅力的に演じる。
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (字幕)
悲惨
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ジャスミンが結婚した金持ちのおっさんは浮気常習の詐欺師。
やがておっさんはバレて逮捕され、刑務所で自殺した。
金持ち生活から無一文になったジャスミンは血のつながっていない妹を頼る。
この妹はいい奴で、自分も200万ドルをおっさんに詐取されていたのに、
ジャスミンを受け入れて滞在させてくれた。
しかし妹の恋人はこれまたいい奴だがアホで、金が無い。
彼をいつも腐してばかりいるジャスミンの影響で2人は別れる危機に。
しかし最終的に2人ははヨリを戻して一緒に暮らすことになった。
それを機にジャスミンは別の金持ち男と結婚すると言って家を出る。
でもそれは嘘で、その男には嘘の経歴を見破られて捨てられたところだった。
そして家を出た息子の居場所がわかって会いに行くも、二度と来るなと言われる。
実は夫が逮捕されたのは、浮気にキレたジャスミン自身が通報したためだった。
こうして行くアテも無くなったジャスミンは鬱が進んで悲惨な状況に。
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映画館で見た。
前回も書いたんやが、映画館で見るとTVよりもだいぶ面白く感じるわ。
視界が全てスクリーンなので集中できるってことなんやろな。
それにしても感想は、見終わった時に嫁が言った言葉につきる。
それはジャスミンが全部悪いだけやんってこと。
自分が騙されたせいで多くの人に迷惑をかけておきながら、
変にプライドが高くて優しい妹やその恋人にも上から目線。
やり直そうとしているのに、恋人に話す自分の経歴は全部嘘。
そらあんさん、砂上の楼閣ってもんでっせ。
壊れてしまったものは元に戻せない
気付かないふりをして行き続けた結果、嫉妬心だけがつのりFBIへ連絡か…。本当に、壊れてしまった人のお話。最初と最後は、変化しないというより悪化してしまっているジャスミンをケイトブランシェットがリアルに怪演。
ウッディアレン的
オープニンブのクレジットタイトルのバックに流れるジャズが気だるく、特にトランペットのメロディを聞いただけで、事前情報なしでもウディ・アレンの映画だと感じてしまう。
終始、コメディタッチのテンポの良い展開で、やや早口の会話の応酬が面白く、いかにもウディ・アレン的映画だ。
ただ、字幕を追う私にとっては、彼特有の英語のジョークがわからない部分もあり、ちょっと疲れる映画でもあった。
結局、主人公は嘘がバレて再婚できず、また妹は、元の鞘に収まることになるが、ある程度予想がついてしまう展開なので、少々物足りないエンディングだった。
そもそも嘘がバレる状況設定が、結婚指輪を買う宝石店の前で妹の元夫と偶然出くわしたことによるのだが、やや安直過ぎる設定ではないか?
最後、妹の家を出た後の主人公、どこに住んでどうやって生きるのか、ちょっと心配になった。
とりあえず憂鬱。そしてちょっぴりかわいい。
ジャスミンが狂気であるがゆえなんとか観ていられるギリギリのストーリー。
これが正気だったらとても見るに耐えない計算高い生々しい女像が出来上がる。
そもそも名前を変えてしまうところから地に足がついていなくて狂気に一歩踏み出している。
高慢さ、無知、ご都合主義、行きあたりばったり、根拠のない自信。
しがみ付く強さと崩壊していく弱さ。
高貴なジャスミン像がぶれないのはケイト・ブランシェットだから。
ジャネットはただ夢みがちな少女なだけだったはず、と思うとなんとも切ない。
ぽい? ぽくない?
ウディ・アレン……ぽくはないかな。
その分、一般受けしそうだけど。
終わり方はアレンぽいかなぁ。
ケイト・ブランシェットは安定の演技。
彼女だからか、「これでオスカー取るほどか?」という気もしてしまう。
現実を見なければという冷静な部分と、なんでこんなことにという恨みがましさと、昔のように戻れるという夢を信じたい気持ち、そしてどうしても自己弁護してしまう人間の弱さの見事なミックス、ではありました。
鬼気迫る演技を堪能
もうはじめの違和感から、ジャスミンがどこか浮世離れしてる感というか、なんか異様な違和感があって、それがどんどん膨らんでいくかんじで、目が離せなくなりました。
話しの内容に共感するとかはさておき、鬼気迫る痛々しいほどの白熱する演技に一瞬も目が離せない。ケイトブランシェットの演技を堪能できる最高の映画かも。
DVDを買って、永久保存版‼︎
2回 観てから、レビューしようとおもったけど、興奮が冷めないうちにと思って、我慢しきれずにレビューしちゃいます。
本当に 素晴らしい映画でした。ストーリー的には、よくよくある話ですよね。何もかも手に入れて、自分は回りの人よりは、特別なのよなんて思っていて、そして、突然 何もかも失くして、その事も、しっかり受け止められなくて、まだ 鼻の高いピノキオ気分でいる、でも徐々に現実の厳しさに気づいてきて、そのギャップに苦しめられながら、人生まっ逆さま!世の中 よくある話だと思うんだけど、ウディアレンは、これをとにかく、鋭く、トゲトゲしく描いている。映像の描写感なんか、現代の この世界の 同じ時間の話なんだけと、なにか、どこか違う時空の違う世界で起きてるような。
ケイトブランシットの 演技なんて、どのように褒めていいか分からないくらい強烈でした。顔を真っ赤にして、気が狂ってくいる演技のシーンなんて最高!ケイトブランシット以外の配役人も、無茶苦茶GOODでした。当然、俳優の天才的な才能もあると思うだけど、それを100%引き出したウディアレン監督の演出もすごいと思いました。
ケイト・ブランシェット怪演
総合:80点 ( ストーリー:75点|キャスト:85点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
ジャスミンは中身のない軽薄な人物だが、ケイト・ブランシェットが実に良くその役柄を演じていた。この人はいろんな役柄を演じられる。こういう人はさっぱり好きにはなれないが、それでも金満生活が染みついた後で今更急に庶民生活に合わせられない辛さというのは理解できるしそれが哀れでもある。
一方でその態度がゆえに自業自得でさらに状況を悪化させていくのも納得できる。彼女の態度にいらいらしながらもその姿が見世物的に面白かった部分もあり、彼女に引きずられていく多少まともだった妹を見てジャスミンの不幸の影響力の強さに貧乏神の力を見た。彼女に係るとみんな不幸になれるようだ。そして突然の出来事で金がなくなるようなことがあったらすぐにこうなる人が現実に周りにもいるだろうなと思ってみたりした。
玉の輿の転落
大学を中退してスタートさせた富豪Halとの結婚生活は、孤児で里親に育てられたJasmineにとって、正に夢見た通りの日々だったのでしょう。見たいものだけ見て生きて来た彼女。夫の本気の不倫を知って、現実が理想像と大きくかけ離れてしまった。どうひっくり返っても、どう蓋をしても、見たい現実が見れない。少し冷静になれば、離婚の原因は夫の浮気なのだから、高い慰謝料を請求してセレブ生活を続けられたものを…。
贅沢な過去から抜け出せず、それを根本から壊した張本人である事実も受け入れられない哀れなJasmine。器量良しで里親に贔屓にされ、金持ちに見初められ、何となくやってこれてしまった彼女は、一人で生きようにも、術がない。知識もない。高すぎるプライドと金銭感覚が更に邪魔をする。
でもあの上品な身のこなしは長年のセレブ生活でしか身に付けられなさそう。社交界で必須のマナー教室でも開いたら?と思いました…。
同じ里親に育てられた妹Gingerの家庭は、愛はあるけど金はないという真逆のタイプ。姉の真似して男を職業で(洒落たプレゼントで?)選んでみるけど見事に失敗。その男の名前がHalに酷似のAlっていうのが上手いです。
Halは…幾つになっても女子大生が好みのおじさんなんでしょうな。
イタイながらもかろうじて気品を保つ、精神崩壊おばさんJasmineになりきったCate Blanchettが素晴らしいです。
“Is it possible without ruining any of your fun that you could lower the TV a bit?”
喧嘩を避けれる上品な頼み方(^^)。
あの事件を思い出した
バーナードマドフの事件を思い出したのは私だけでしょうか。
彼の妻や子供は恐らく今こんなだろうなぁと思いました。
この妹さん、お姉さんを許してて、でも姉は贅沢感覚が抜けない。
そりゃ愛する人に騙されて浮気されて心が壊れてしまうのは当然だと思う。
お金持ちでも貧乏でも心の傷は同じ。
でも無いよりある方が良いお金。
支えてくれる人もいたら良いけど時には別れや喧嘩もある。
自分の足で立つことが女の人生とっても大事なのだろう。
人生って難しい。手に職って大切ですね。
ウッディアレンの曲と、この映像イメージは素晴らしい。
ただ、セリフに…
稼ぎは独占しないで恵まれない人と分かち合え
我々は幸運なだけなのだ
というシーンがあります。
自分の幸せ、周囲の幸せを祈るには賢く無いとダメなんでしょうね。
泣いた、ゆっくり泣いた
ケイト・ブランシェット、オスカー獲ったのね、納得。奈落に堕ちるみたいな感じですが、ラスト1分はとても芝居ぽくって、でもとても自然で、そんな人いないけど、いたらきっとこうだろうなという感じ。ラストシーンは画面右上を軽く見上げる表情に僕は絶望だけじゃなくて、希望も同じだけ感じました。その一部のシーンを切り取って観ても、涙がでます。いい映画でした。
見終わった後に。
ジャスミンの墜ちていく姿と。
墜ちているのに、まだしがみつこうとする姿。
これは、予告を見ていて、想像できたし、
ケイト・ブランシェットの演技のすごさが光ってた。
想像以上だったのは、その他の人物。
良いと思える人物が全く出てこない!
妹のジンジャーは、ジャスミンと対照的なのかと思いきやそうでなく。
堅実な暮らしをしてそうに見えるけど、彼女の行動はなんかいやに思えた。
ジンジャーの恋人のチリも、優しい人かと思っていたら、
相当な暴力男。
登場人物、みんな見ててイラッとするし、哀れ。
でも、人ごとじゃない感じもする。
とても、人間臭いし、どの人物もいやらしい。
人間の奥にある欲望を見せつけられた作品。
見終わった後に、考えさせられる作品だった。
セレブな生活とは、ほぼ無関係な生活だけど、
その中の人間の感情や行動は、さほど遠くない気がした。
ブランジェトいいね!
ブランジェトの演技は本当にいいねめちゃいい。筋は悲しいね。主人公なんかプライド高すぎ、妹の塗装工の夫を批判しまったりひとりごとをよくいい精神不安、当時の資産家の夫を告発したのもジャスミンで理由は夫の浮気、結局ジャスミンが傲慢すぎるんだよね
ブルージャスミンな映画
ケイトブランシェットのオスカー受賞を機に見た作品。細かい感情まで繊細に表現していてこれは受賞するな!っていう演技でした!ある意味重いテーマのストーリーだけど、全体通して重さは感じずどこかセレブ映画のきらきらした雰囲気を残している印象でした。ジャスミンの過去を振り切れていないというのが表れていたように思いました。
そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・
映画「ブルージャスミン」(ウッディ・アレン監督)から。
人間って、精神が不安定になるとこんな感じになるかという様子を、
主演、ケイト・ブランシェットさんが見事に演じてくれた。
第86回アカデミー賞で主演女優賞を受賞、納得の演技だった。
アルコールの力を借りなければ、精神が安定しないのは、
「私の抗うつ剤は6種類のミックスで、通称『カクテル』、
でも効くのは、ウォッカ・マティーニだけ」の台詞でわかる。
さらに、自分の現在の状態を知られたくないために、ウソをつく。
しかも「ウソがばれたのかもよ」と軽い気持ちで話しかけると、
「ウソって言葉を使わないで!」と興奮して言い返し、
「そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・
感情や考え方がユーモア、それこそが私でしょ?」と言い訳をする。
このシチュエーションは、映画の中だけの話ではなく、
誰の周りにも起きていることなのかもしれないな、とメモをした。
何度か口にする名曲「ブルームーン」は、カクテルの名前でもある。
菫(スミレ)のリキュールを使った薄紫色らしい。
ただし、このカクテル「ブルームーン」には、
「できない相談」「叶わない恋」などの意味があるという。
「月が青っぽく見える現象」も稀だけど、
「ひと月に2回満月になる時の、2度目の満月」もブルームーンと呼ぶ。
こんな意味から「めったに起こらないこと」「あり得ないこと」の例え、
そんな視点でこの作品を観ると、また面白い。
主人公が「再び華やかな世界へと返り咲こうとする展開」は、
「ブールームーン」(できない相談)なのかもなぁ。
またまた痛いお話
待ちに待った本作のDVD〜!!
今年はアレン様の作品をたくさん見る!と決めたのだ。
………
女のプライドって凄い。
自分の力で稼いでいない、ビジネスが一切分からない女性だからこそ?特に、
社交界でこびりついた若干皮肉な物言いや振る舞い方と優雅な暮らしへの固執は凄い。
何があっても「ピーク時の自分」を捨てきれず、自身を嘘で塗り固める言葉しか、口から出て来なくなるなんて悲しすぎる…!
ピークから転落の兆候が現れても、良く無いことは見ないフリをして、夫に誤魔化される人生。
愛する夫にすべてを委ねて、任せるのも一つの選択。
でも、いざとなったら…夫は他人になり得る。
お金だけに限らず、
本当に信頼できる人間関係や、
謙虚に学ぶ姿勢、
時には自分を省みる心…
自分の力で生活できる術を身に付けないと、リアルな現代社会では生きていけませんね。
明日から、ジャネットさん、どうやって生きてくんでしょう?
嘘の上に幸せは築けない
アクション映画とは真逆のこんな映画が自分の好みかも…。
若い女性との浮気が、夫にとっては本気なのだと知った時のジャスミンの嫉妬から、夫の仕事の不正をFBIに暴露。
どこかで不正はいけないことだとわかっていたと思うが、リッチな生活と引き換えに自分自身を誤魔化していた。
リッチな生活は幸せかも知れないが、嘘の上に築いた幸せは、所詮まぼろし。
面白い映画だったと思う。
西海岸の爽やかな空気と人間の醜いサガ
人間性の観察と、深く暗い人間の性を鋭く描き出しながらも、ユーモラスな表現がとってもコントラストとパンチの効いた映画で、やはりウッディアレンは天才だなぁと思い知らされました。
ケイト・ブランシェット演じるジャスミンが飛行機で昔を思い出しながら、優雅な暮らしを隣の席の婦人に語るところから始まりますが、もうこの時点でジャスミンの人間性を説明するには十分なほどのオープニングで、しかも飛行機を降りて婦人と分かれるシーンで笑いを誘うとは…
すべてを失ったジャスミンはまったく性格の違う妹を頼りにサンフランシスコへ。優雅なニューヨーカーのたたずまいばっちりのジャスミンと、少しカントリーテイストの強いサンフランシスコの対比がまたすばらしくミスマッチでよかったです。
しかし、ウッディ・アレンってほんとにすごいなーと思ったのは、サンフランシスコの町並みや、ジャスミンが後に婚約をするドワイドのロスって言ってたかな?のオーシャンビューとか、その街を切り取るのがとってもうまい!!この景色だけでもこの映画ってすごいなって思うし、空気が伝わってくる感じがとてもよかったです。
そして、そのシスコの緩やかで暖かでどこか抜けのある空気をベースに物語が進むわけですが、内容的には、過去の栄光と虚栄心と猜疑心の強いジャスミンが「普通」の感覚を持つ人々と軋轢を起こしつつ、必要以上に自分を大きく寛大なものに仕立て上げ、現状認識や今のおかれている状況から逃避をする人間として、おちるところまで落ちていくという映画です。
言い方を変えるとよくある「私やればできるの…できるからやらないけど」っていう人間性を鋭く描き、その人間が落ちるさまを面白おかしく描いたって感じなのでしょうか?
しかしこのジャスミン…救いようがないの一言です。破産したのにファーストクラスにのってくるわ、大学を中退しているのに、自分は非常に頭がよく、だんなと出会わなかったらものすごい仕事をしてたはずって思い込んでるわ、何のセンスもないのにインテリアコーディネーターが天職と思い込んでるわ…。それだけならまだしも、とにかく他人を下に下にみるわ、自分のことしか考えていないわ、都合の悪いことは目を瞑るは、何かがあれば人のせいにするわ…。唯一の才能は人を虜にする美貌…と。映画の中でも元旦那を除いても3人の男が言い寄ってくるわけですが、本当によくもまぁ…。
旦那が詐欺まがいの投資ビジネスをして巨万の富を得て、ジャスミンは何不自由ない生活をしているわけですが、旦那様もナイスガイなのですね、周りに女性が事欠かない。見てみぬふりをしてきたジャスミンがようやく旦那に浮気を問い詰めると、旦那は「今度のは本気だから、別れてくれ」と。今思えばこの旦那様もジャスミンの美貌にほだされて付き合ったものの、中身のなさに気づいたのでしょうね。
妹とのコントラストもジャスミンを際立たせる大きな存在です。妹は本当にかわいいのにどこか垢抜けず、お金もちではないけど、明るく元気な子供と、支えてくれる男性に恵まれて、いわゆる「小さな幸せ」を糧に日々を送る女性。ジャスミンにいろいろいわれた事もあり、男性を乗り換えてステップアップを図るものの、結局はだまされていたことも発覚してしまうほど、垢抜けなさにもほどがある。そして、ジャスミンにどんないやなことを言われても、義姉として立てる姿も、妹を見下しているジャスミンとは対照的で非常に強いコントラストになっています。
物語はシスコで再起を図るジャスミンに、ドワイドというお金持ちが現れ、ついにセレブの世界にカムバックか?と思いきや…
いやー、そりゃそうでしょう。ざまーみろですよ…という展開なのですが、ラストの救いようのないシーンがとても切なくなりました…。
ということで、頭のおかしい女性が落ちるところまで落ちるという救いようのない話なのですが、これがさまざまなものとの対比で非常に鮮烈に描かれた秀作です。話の中身としてはとても救いようがないし、面白くないものかもしれませんが、さまざまに用意された対比的な表現だったり、シスコの空気感だったり、笑いどころ満載なところも含めて、とても楽しめる映画でした。
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