「悪というレッテル」フルートベール駅で しゅうちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪というレッテル
悪と言うレッテルを背負って生きて行く上で常にリスクを伴うのは社会には認めてもらえない。ということだ。ブラザーや連れと仲良く楽しく自分たちのアイデンティティをキープし主張して生きて行こうとすれば、社会からは除け者扱いをされる。本当に改心して過去の自分との決別をするには生活スタイルから好みのファッション、髪型まで、社会に認められるように演技でもいいから、変えなければ普通の社会には入り込むことは出来ない。所詮、半端物のレッテルを貼られ、高い評価を受けることも少ない。特に刑務所や、売人を経験したとなれば社会復帰は本当に難しい。オスカーも気持ち的には真面目になって「T」や彼女を幸せにしたい。ママを喜ばせたいと本気で思ってはいたのだろう。だが、悪の群れから逃れるためには全ての悪(友人も含め)を敵にしなくてはならない。そうすることで善は味方となるのではないだろうか。しかし、22歳というのは若すぎる。本当に悲しい出来事だし、この事件によって暴動を起こすアメリカという国が俺は好きだし。憧れる。
コメントする