青天の霹靂のレビュー・感想・評価
全42件中、1~20件目を表示
せめて監督はプロに任せれば・・・
青天の霹靂とは主人公が突然タイムスリップする謎の落雷のことでした、SF映画ならタイムマシンの出てくるところですが、回りくどい手段はバッサリ省略。
お笑い芸人の劇団ひとりの原作・監督・出演、笑いを売りにする芸人が何故こんな切ない暗いストーリーを思いついたのか、もしバック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)より前に出版していれば天才なのだろうが後発ではパクリと思われても仕方あるまい。
主演が大泉洋さんですから、もっと軽妙なトークで観客を惹きつけるのかと思ったら不本意にもユリゲラーに便乗した売れないマジシャンの設定で、セリフは愚痴ばかり、罵声を張り上げたり殴ったりの暴力シーンが多く、大泉さんの持ち味が台無しの酷い脚本、演出でした、お涙頂戴の感動物語を作りたかったのか分かりませんが中途半端な独りよがりの作品でした、せめて監督はプロに委ねていれば・・・、残念。
平凡
................................................................................................
マジシャンだが駄目男でうだつの上がらない大泉。
そんな折、突然1974年にタイムスリップ。
そこで若かりし日の父と母に出会い、
父とはコンビを組んでマジックをすることになる。
母は大泉を生んですぐ病気で死亡したことをそこで知る。
やがて母の死と同時に現代に戻って来る。
................................................................................................
びっくりするくらい予想通りの展開だった。
大泉の手品はなかなか上手い。
生きる理由
生きていることに疲れ
生きていることを辞めようと
していた主人公の晴夫
母親に捨てられ父とは別れ
上手くいかない人生は
全て親のせいだと思っていた
突然の雷に打たれて自分の生まれる
前に…タイムスリップ
若かりし頃の両親に会う
晴夫にとって
…母親は生きる理由で心の支えだった
母の命をかけた出産で
母から強く望まれて生まれた事が分かり
…生まれて…きて…よかったと
この時の二人の会話にうるっと
感動ものでした
大泉洋が素晴らしい
大泉洋の演技に惹き込まれた
マジックにしても話し方の
テンポ 間 魅力的なしゃべり
ベタな話だけどおもしろい
なんか感動しろと言われているようで。。。
浅草キッドを観て、他の劇団ひとり作品も見てみようと思い、Amazonビデオで鑑賞。
同じ大泉洋と浅草が舞台だからというのもあり、あれ…また浅草キッド?と思いつつ、見進める。この二つの作品の関係は一体何なんでしょうね。
売れないマジシャンが、目が覚めると過去にいて、しかも偶然行き着いたのが、自分の父がマジシャンをしている演芸場。しかもその父を演じるのが、原作・監督もしている劇団ひとりという点で、ちょっと嫌な予感。そして自分の知らなかった母の秘密。劇団ひとりのチンさんやら、泣かせるためのストーリー展開など、ちょっとお腹いっぱいなところに、なんと最後は夢オチということで、なんだか学生の書いた劇を見ているようで、少し恥ずかしさ溢れる気持ちになってしまい、入り込めませんでした。大泉洋も柴咲コウも素晴らしい役者なんですが。しかもこれを見てしまうと浅草キッドが二番煎じのように感じてしまいます。。。
泣いた、よかった
けっこう前から面白そう!見てみたい!と思ってた。
自分の好きなタイプの話、展開で
大きな驚きやインパクトがある印象ではないけど(先が予想できちゃいがち)、感動したし後味が良かった。見てよかった。
ただ、主人公が両親の思いを知ってステージで輝いていたのはタイムスリップ中だったので
現実に戻ってきたあとも、その体験によって良い変化をしている描写があったらもっと良かったような…。結局現実は変わっていないので、この先どうなるの?と思った。
あれで終わった方が綺麗なのかな?
最後に笑ったのは、DVD特典映像の予告編(TVスポット)試写会で号泣する劇団ひとりがちらちら映るところ。
DVDレンタルで見る方は見てみてください。
ラストのオチ…?
全体的にはとても素敵だった分、
わたしにはラストのシーンがまさか?!
死んでいなかったのかと驚かされました。
雷が落ち、晴夫が消え、スタンディングオベーションで終わり!がわたしは好きでした。
大泉洋さんと劇団ひとりさんの喧嘩のシーンや
大泉洋さんが3回くらい家近いんだよね?
というシーン。
劇団ひとりさんが3回ビンタされるシーンのテンポや熱量がすごいなと思いました。
生きていく
人生に苦悩する売れないマジシャン晴夫を演じた大泉洋さんの演技に引き込まれました。
「謎のインド人」のフレーズが笑える。
華麗なマジックシーンもご自身が演じられたとは、驚きです。
思いがけず再会出来た父正太郎(劇団ひとりさん)と美しい母悦子(柴咲コウさん)の、互いに想い合い日々懸命に生きる姿を間近で見る事になった息子晴夫は、これからの人生をどう生きていくのでしょう。
-生きるって難しいなぁ
テレ東を録画にて観賞
面白いけど似てるな~
劇団ひとりと大泉洋がいいね。
劇団の鉄板ギャグのビンタ連発(やられる方)が度々出て来てアレ?って思ったら、原作が劇団だった。笑
よくあるタイムスリップものだけど、なんだか「地下鉄(メトロ)に乗って」に似てるな~という感じは否めない。
しかし劇団と大泉洋は多才だね。
いい演技してるよ。
TVで再視聴
ラストのマジックショーのシーン、不覚にも(?)大泉洋をカッコいいと思てしまった💦
彼のファンではないのに、彼の映画を観るたび、最期はハマってしまている...。
時々あるよね、生まれてくる前の時代にタイムトラベルする物語。
いつも思うのは男の人って、自分のルーツを捜すのが好きな気がする、、、。
なぜかしら?
女にはあんまりない感覚のような気がするのだけれど。
家族
素晴らしい日本映画!というコラムでランクインしていたのでみました
監督が劇団ひとりさんであるので「中国人のモノマネ」「ビンタ」など劇団ひとりを知っているとより楽しめます
家族とは言葉に表せない 素晴らしいと思いました
いろんな愛があると思いました
主題歌のMr.Children「放たれる」もこの映画を連想させるような歌詞でとてもいいです
ひとつのストーリーを体感し終えた気分です
大泉洋が主演ということで鑑賞。
浅草の舞台・劇団ひとりということで、陰日向を思い出しました。
答え合わせのように次々と繋がっていく3人のストーリー、ラストシーンでの舞台の演技も、どんどん店舗よく見てしまいました。
最後の手品は本当に圧巻で、ぜひ大きなスクリーンで見たかったな、と思いました。
それぞれ役がとても良かった!
期待しないで見たら、なかなか良かった
(*^-^*)♪ チンとペペのコントも笑えたし。
“未来が見える”と大泉さんが柴咲コウの出産前にお話しているシーンもジーンときたし。
劇団ひとりなかなかいいね☆
笑って泣ける
笑って泣ける映画でした。
冴えないマジシャン晴夫。
人生の目的を見失い、それを自分の生い立ちのせいにしていた。
でも、真実は、、、
後から想いに気付くってことありますよね。
良かれと思ってやったことが、かえって良くなかったりとか。
でも、最後にきちんと想いが伝わればそれでいいんだと思います。
劇団ひとりってもしかして天才?
めちゃくちゃよかったです。
陰日向見た時も感じたけど、劇団ひとりって天才ぢゃないかな。
というか、劇団ひとりのあたまんなかが私きっとタイプなんだと思う。
原作読んでないから小説として好きかどうかはわからんけど
ストーリーとキャラクターとこの映画の空気感はすごい好きだった。
大泉さんと柴咲さんの演技もよくて、
榎本君や子役の男の子なんかの脇役陣もよかった。
お話は売れないマジシャンがタイムスリップして
自分の父親とコンビを組んで舞台にたつってお話。
泣き所はいっぱいあったけん
私はもちろんのごとく泣き通しでした。。
最初の大泉さんが写真見て泣いてるところ、
柴咲さんの言葉、劇団ひとりとのけんか。。
生きてる意味なんて考えながら生きたことないけど
それが誰かの中にあるとしあわせだし
誰かの光になってたら頑張れる、そんな気がしました。
あと普通にふたりともマジックがうますぎて…驚愕。
手きれいぢゃし。。。私手きれいな人と、声が好きな人によわいな。
話ずれた。
とにかく見終わってめっちゃよかった!!!っていう感想しか出てこなかった。
ので、劇場公開されたらもう一度見たいです。
ラストの描写と終わり方もすき。
夕日の出る時間帯に橋が近くにある堤防で写真とりたくなった(単純)
最悪のラスト
ダメな映画でしたね。
まず大泉洋が合ってない。
「水曜どうでしょう」は好きですが、こういった映画で主役をやらせるとどうにも白けます。
同様に劇団ひとりも何だか白けましたね。コメディアンとしては好きなんですがどうにも。
この二人を別な芸人として色の付いてない役者を起用すればもう少し違ったかもしれません。
次にストーリー。
ありがちなタイムスリップもので、しかも過去作を遥かに下回っている。
人生に絶望したりダメだったりする主人公が過去やパラレルワールドを見て存在意義に気づいたり生きる気力を取り戻したりというのはよくありますね。古くは「クリスマス・キャロル」や「素晴らしき哉、人生!」など。
しかし本作は全然ダメ。
まず現在の主人公のダメっぷり。絶望が全然描かれていないので感情移入できない。
そして過去においても、父と母の馴れ初めやら愛を育む様子が深く描かれていないのでこれも感情移入できない。
以上のような理由もあり、途中で主人公が「父母は自分が思っていた酷い奴らでは無かった」と気付き、感情を爆発させるシーンがあるのですが、そこが全く共感できませんでした。
ひとりはバック・トゥ・ザ・フューチャーすら見ていないのかな?
あんな感じでくっつくのかどうなかハラハラさせ、ようやく愛を育む、といような描写があればまた違ったのかもしれませんが。
そしてクライマックスですが、主人公の誕生と共に命を引き取る母、そして現代に戻る主人公。
主人公は生きる意味を見出し新たな一歩を踏み出す。
この辺は少し感動。
「終わりよければ全て良し。2点にしようかと思ったけど3点あげようか」
と思ったのですが、、、
最後に親父が生きていて、
「ありがとう」
というくだらないセリフ。
これで全て台無しです!
ちょっとの感動も冷める最悪のラスト!
1点です。
父よ母よ、あなたたちは生きる理由です…と伝えたい
劇団ひとりの映画初監督作。
お笑い芸人なのでもっとコメディ色が濃いかと思ったら、これが予想に反して感動作!
さすがに芸人監督の巨匠・北野武ほど秀でるものは感じなかったが、松本人志みたいに変に作家性を出そうとはせず、ベタではあるがツボを抑えた手堅い作り。
笑わせて、泣かせて…の作風はウッチャン監督作的で、図らずも素直に感動してしまった。
原作は自身の書き下ろし小説。そういや彼は(一冊だけ)ベストセラー作家でもあったっけ。
序盤は何と湿っぽい。
39歳の売れないマジシャン・晴夫。
父が他に女を作って母はとうの昔に家を出、その父とも音信不通。
生活は最低、どん底の人生。
追い討ちをかけるような突然の父の訃報。
父の写真を手に、自分の惨めな人生を泣き喚くシーンはウルッときた。(ちょっと自分も人生に意味を見出だせない時期があったので…)
その時!“青天の霹靂”な出来事が…!
雷に打たれ死亡…ではなく、気が付いたら、40年前にタイムスリップ。
ここ、何処!? 今、何年!? 何で俺ここに居るの!?…と定番通りに取り乱さない晴夫。
それどころか、(現代に)戻れる場所は無く、戻りたくないと言う珍しいタイムトラベラー!
この時代で生きる事を決めた晴夫は、ひょんなことから現代じゃ定番マジック・スプーン曲げが目に止まり、浅草の舞台で(何故か)インド人マジシャンとしてデビュー。
しかも、アシスタントに美人さんが。
メキメキと人気が出始め、その美人アシスタント・悦子に言い寄ったり。
この時代、サイコー!
が、彼女は実は…
男と同棲していた。
同じマジシャン芸人らしいが、相当なダメ人間っぽい。
警察の世話になり、悦子の変わりに迎えに行って…
ここからが本筋と言っていい。
男は、若き頃の父。
そして悦子は妊娠している。
自分が生まれる直前の父と母であった…。
顔を合わせたその場で父とは積もり積もったものもあって大喧嘩。
昔からろくでなし。
しかも、コンビを組まされる事に。
当然相性は最悪。舞台上でまた大喧嘩。
が、それが何かウケちゃって…。
次第に父といいコンビになっていく。
分かり合えば案外いい奴…?
が、依然消えないわだかまり、疑問。
何故父と母は自分を捨てた?
やがてコンビでTVの世界へ、オーディションも進んで行った時、妊娠末期の悦子が倒れ…。
明るくコミカルな役柄が十八番の大泉洋だが、「アイアムアヒーロー」など冴えない役もイケる。またこの人がやるから可笑しくて、悲哀もたっぷりで。
劇中度々披露するマジックが見事!
監督は父役も。芸人の中でも演技は悪くない方なので、大泉洋との掛け合いは絶妙。
舞台で披露するネタは本気で面白い。まさかここで彼の中国人ネタが見れるとは!
どうしようもないろくでなしだが、本当は…って人情キャラは、劇団ひとりが敬愛する山田洋次作品の登場人物のよう。そういや下町の雰囲気も。
何と言っても特筆すべきは、柴咲コウ。
今作での彼女、スゲーイイ女!
しっかり者で、時々劇団ひとりをビンタするほど気も強くて、優しく温かく愛情に満ち溢れてて。
芸人監督映画に欠かせない“理想の支える恋人”なのだが、多分柴咲コウの魅力もあってか、改めて彼女に見惚れたね!
晴夫が知った自分の出生の秘密。
何故父がそれを隠して真実を話さなかったか腑に落ちなかったが、父の本当の愛情深さを知って心打たれた。
我が子に重荷を背負わせるくらいなら、いっそ自分が…。
どんなに自分の人生が惨めで、何故こんな自分を生んだのか。
どんなに両親を憎んでも、両親はどんな思いで自分を生んだか。
それが上手く伝わらなくてもいい。
全く伝わらない事は絶対無いし、伝わった時、その思いが自分の生きる理由になる。
ラストのちょっとしたオチ(それに重なる川辺のシークエンス)と「○○○○○」の言葉も良かった。
「ユリゲラーって知ってる?」「由利徹じゃなくて?」
映画「青天の霹靂」(劇団ひとり監督)から。
主人公がタイムスリップしたのは「昭和48年(1973年)」、
当時は「500円玉」もなく、現代に生きる彼が
支払おうとしたら「何ですか? これ」と訊ねられてしまう。
そんな時代背景を表現しているシーンが面白かった。
手品師だから、スプーン曲げにスポットを当てて
「ユリゲラーって知ってる?」と子供に訊いたら、
「由利徹じゃなくて?」と言い返す会話が、一番受けた。
いくらなんでも、こんな洒落た返事ができるわけない、
そう思いながらメモしたけれど、やっぱりインパクトがある。
「ゲイ(鯨)を食って、芸を磨けってな」「これ、鯨ですか?」は、
給食で「鯨の竜田揚げ」を食べたなぁ、なんて思い出した。
お笑いタレント「劇団ひとり」さんの初監督作品と知って、
笑いあり、涙ありの物語の展開に、彼の才能を感じながら、
次の作品を観てみたい気がする。
時代背景って、けっこう大事だよなぁ。
全42件中、1~20件目を表示