「親子関係」青天の霹靂 G1C2jxTA33r3iC2さんの映画レビュー(感想・評価)
親子関係
心に突き刺さった。
私自身、自身の薄っぺらな感性で周りと比べた結果、親に対して、もっと求めていたことがたくさんあった。
しかし、親にとってその時その場面で最善を尽くした結果の未来なんだと、なぜだろう、この映画を観るまで気付くことができなかった。という、家庭環境で育ったはずなのである。私は。
私は既に子が居るし、長女は偶然にも映画好きだ。
これは、この映画を観せて、早めに親の愛情の押し売りをしてやろうと思った次第だ。
さて、劇団ひとりの監督としての裁量は、物凄いものだと感じている。主人公の心が揺れている描写をカメラ揺らしてみたり、バタ臭く伏線回収したりとか、お節介なところが目に付くが、俺が素人だからその湯加減がちょうどいいのだ。
タイムスリップでもいい、タイムスリップじゃなくてもいい話の作り方とか、リアリティ求めている人とエンタメ求めている人が最後には同じ感傷で落ち着くところとか、多分時間がかかるかもしれないけど、劇団ひとり、また、やってみて欲しいよ映画を。
語弊はあるだろうが、北野武より才能を感じている。
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