007 スペクターのレビュー・感想・評価
全469件中、461~469件目を表示
随所のオマージュがたまらない。
特別先行上映初日に初回上映の2D版と、その上映終了後5分後に上映されたIMAX版の2回を観てきました☆
以下、個人的に決めつけた超ネタバレも書いているのでご注意を。
最高に面白い!
007シリーズのファンにとってはたまらない、前評判の宣伝どおりのシリーズ最高傑作ではないだろうか?
まず全編にわたって過去の作品のオマージュが散りばめられているのがファンにはこたえられない。
また特にクレイグボンド作品からの伏線を随所で刈り取っている。
わかりやすい所では「フクツ」氏に気がついたファンも多いのではないだろうか?
とにかく007シリーズ作品の面白さ、ボンドの魅力の「全部乗せ」作品。
100点満点中196点!
本当は期待をはるかに上回った出来に200点をつけたいところだけれども、
あえて残念だったことの一つは、予告編にあった台詞が一つ本編では無かったこと(「組織とつながっているのは? - ME!」)。予告編と本編で邦訳が異なる台詞も一部あった。これは戸田奈津子氏翻訳によるせいか。
また「ナインズ・アイ・システム」の稼働カウントダウン阻止の瞬間があまりにあっさりと。。。
これは次の元MI6本部爆破のカウントダウンをクライマックスとして重要視した兼ね合いで、あえて二重クライマックスになるもたれ感を防いだと理解はできるが。
次にボンドとマドレーヌが情熱的に恋に落ちる場面はその過程が少し唐突・安直すぎたかもしれない。いくら命の危険を共に乗り切ったからと言って突然盛り上がっちゃったのはどうか・・・(笑)
どうしてもボンドとヴェスパが恋に落ちた瞬間のシャワールームの場面と比べてしまう。まぁ本作の二人が恋に落ちる瞬間も、場面的に「ロシアより愛をこめて」のオマージュだったとも言えるとも思うが。
そして最後に、エンドロールでは主題歌の「Wrighting's On The Wall」をインストゥルメンタルでも良かったからもう一度聴きたかった。007シリーズの主題歌の伝統を引き継ぐ名曲だと思っただけに最後の余韻として残念だった。
以上4点だけがあえてあえて言えば残念だったけれども、それらを補って余りあるほどの魅力、満足感が本作にはある。
ダイナミックでテンポがよく、これでもか、これでもかと観る者を先に先に引っ張っていく力強いストーリー。
随所でクレイグらしい身体を張った壮絶なアクション。
今作で本格的に稼働した「チームM」の面々のキャラ立ちもお見事。レイフ・ファインズのMは「M」としての初動作品としては、期待以上に馴染み、かつ今までのMにないフットワークの魅力も見せてくれた。
そしてやっぱり改めてもう一度。
とにかくシリーズ各作品のオマージュが随所かつ大小様々にマニアックに散りばめられているのがファンにはたまらない。
特に僕的には「二度死ぬ」でのブロフェルドの眼の傷(引きつれ)は、実はボンドがつけたものだったとは!! 参りました。
シリーズのオマージュを散りばめるなら必要不可欠な「ドクターノオ」のオマージュのシーンがちょっと思いつかなかったのだけれど、ひょっとしてアストン・マーチンDB10の後部から火炎放射を行った場面が、「ドクターノオ」の火を噴く機械のドラゴンのオマージュだったのだろうか?
個人的な感想としてボンドらしからぬハッピーエンドのラストシーンは「女王陛下」でトレーシーとハネムーンに出発するシーン(当然トレーシーが殺される前の幸せな瞬間)のオマージュだったと思う。
話としては、場合によってはこの作品でシリーズを終えることもできるストーリーとなっているが、当然エンドロールの最後にはお決まりの「BOND WILL RETURN」のクレジットが流されるが、その伏線はちゃんと張ってある。
第一にブロフェルドが生存し、スペクターの組織そのものが壊滅していないこと。
第二に本作の最強のボンドの敵役(レッド・グラントであり、ジョーズであり、ザオのオマージュだと思う)ヒンクスの死体が描かれていないこと。ジョーズだったらあの最期のシーンからは間違いなく復活してくるだろう(笑)
長文ですみません。最後の最後に、もしも次回作が本作の設定・伏線をきちんと引き継ごうとした場合、クレイグが続投し、マドレーヌを引き続きレア・セドゥが演じてくれるかどうかが心配なことと、
本作のラストシーンどおりなら本当にエージェントを辞めた妻帯者のボンドが、再び諜報の世界に戻ってくるために、まさかひょっとして次回作の冒頭でいきなりマドレーヌを殺してその復讐にボンドが立ち上がる・・・なんて「ボーン・スプレマシー」を真似するようなことだけは、どうかやめて欲しい(;^_^A
オマージュ作品
アダルトな雰囲気が漂う正統派スパイアクションムービー。
「007 スペクター」字幕版で鑑賞。
本当は12月4日公開ですが、11月27日~29日まで先行公開すると知ったので、即観に行きましたw
007は、ボンドがダニエル・クレイグに変わった後に公開されたスカイフォールから見始めたので、007はそんなに詳しくありません。
スカイフォールは以前、DVDで鑑賞しましたが、ストーリーはあまり覚えていません(笑)
そして、今回の最新作、007スペクターですが、普通に面白かったですね~w
話はスカイフォールから話が繋がっている為、少々複雑な感じですが、そんなにややこしくはありませんでした。むしろ、丁寧な作りになっていて、なかなか良かったです。(^^)
あと、アクションがめちゃくちゃ良かった。
序盤のヘリコプターの中での戦闘、列車でのヒンクス戦、高級車同士のカーチェイス、雪山でのヘリとのカーアクション!そして、ギネスにも載った終盤の爆破シーン!最高でしたw
007はそんなに詳しくはなかったんですけど、自分は面白かったと思います!個人的には続編作って欲しいんですけど、あの終わり方だとちょっと微妙かな?(笑)
総じて、非常に面白かったです。若干話が難しい場面はあると思いますが、面白いです!(^^)
※余談ですが、ボンドはカッコいいんですけど、女性との接し方がエロかったですね(^^; いつもあんな感じなのでしょうか?(笑)まぁ、どうでもいいかw
まぁ期待通り
スカイフォール観てなかったけど
超大作
どこを切っても美しい、『カジノ・ロワイヤル』以降の作品を一つに束ねる圧倒的な大作
前任のMから密命を受けてメキシコシティを密かに訪れたボンドは大規模テロを阻止、手に入れた指輪とスカイフォールに焼け残った写真に隠された謎を解明すべくローマへと赴き巨大な犯罪組織の存在を掴むが、やがてそれは自らの過去との因果を辿る道程であることを思い知る。
冒頭に奏でられる”ジェームズ・ボンドのテーマ”の澄み切ったサウンドを背景にして浮かび上がる”The Dead Are Alive”。死者の日で賑わうメキシコシティから始まるオープニングはテンション漲るワンカット撮影。さりげなく『ブルーサンダー』リスペクトを滲ませるシーンを経て幕を開けるオープニングタイトル。物語を俯瞰するイメージをふんだんに散りばめながら、壮大かつ流麗なオーケストレーションをバックにサム・スミスが歌い上げる“Writing’s on the Wall”の歌詞をなぞる荘厳な映像。前作『スカイフォール』で圧倒的な映像美で原点回帰を果たし、タイトルに宿敵スペクターの名を冠した本作は堂々たる風格。そこに映る全て、耳に響く全てに半世紀以上に渡って積み上げた007シリーズの歴史が詰まっているかのような圧倒的な存在感。ソリッドなストーリー展開と切れ味鋭いアクションシークェンスに彩られた濃密なドラマで約2時間半の長尺を全く感じさせない完全無欠の大作。撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマによる映像はとにかく全てのカットが精密で美しいので、オーストリアアルプスの雪景を堪能するためだけに鑑賞しても損はしないほど。さりげなく『カジノ・ロワイヤル』、『慰みの報酬』、『スカイフォール』をグサッと串刺しにするストーリー展開も鮮やか。制作スタッフへの感謝の念を丁寧に繰り返すエンドロールを眺めながら英国の気品とプライドが醸す余韻を堪能しました。
全469件中、461~469件目を表示






