「丁寧なセルフパロディ」007 スペクター ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧なセルフパロディ
期待値を上回るまではいかず。でもファンのための小ネタ満載でアクションのスケールもこのシリーズらしさを取り戻したしタイトルバックのシークエンスはかなり秀逸だったと思う。
そうしたファンサービスこそがテーマになっているような構成で既視感の連続ではあるがそれゆえニヤニヤさせられる。ただしサプライズはなかった。今年はスパイ映画の当たり年だったしクレイグボンドの重厚さが好みだったので鑑賞後の特別な印象は無かったかな。
それでも次回作に期待を持たせる出来だったと思う。
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