「ソファーにズドン!が全て」007 スペクター じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)
ソファーにズドン!が全て
序盤でダニエル・グレイグが高い所から落ちて運よく?ソファーにズドンと座るシーンがある。
その時の居心地の悪そうな表情…
このシーンがこの映画の全てを物語っていると思う。
こんなバカバカしいシーンには、もしショーン・コネリーだったら(俺が落ちる所にあるのは当たり前!)とばかりに平然振る舞うかもしれない。ロジャー・ムーアだったらニッコリするだろう。
原点回帰でお遊びいっぱいの007なのだけど、ダニエル・グレイグの困り顔007には、今作の狙った路線に今一つ乗れないのだ。
例えば遊園地でジェットコースターに乗ったけど、ツレはジェットコースターのどこが面白いかを真剣に考えてたら?
たぶん遊園地の面白さは半減するだろう。それと似た感覚が今回の007。
ダニエル・グレイグのキャラにはシリアス路線が似合っているね。
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