「地の文は信じても対話文を信じてはならぬ」白ゆき姫殺人事件 りんたろさんの映画レビュー(感想・評価)
地の文は信じても対話文を信じてはならぬ
それがミステリーの鉄則。
ましてや供述など嘘ばっかり。というより、自分でも嘘だと思ってないのが厄介な所。
まさに湊かなえ節。
そういえばこの展開は「告白」によく似ている。
語る人によって、状況が少しずつ変わってる点。
ひとは皆、自分に都合のいいように記憶しているものだと、つくづく思わされる。
ミステリーとしての出来がピカイチなので、すごい引き込まれる。
ただ、さすがに有り得ないだろと、画面に向かって突っ込んでしまうぐらいのとんでも展開もあるだけに、ちょっとだけ点を下げさせてもらったが、概ね予想を超える満足度でした。
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