バチカンで逢いましょうのレビュー・感想・評価
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楽しい気分になりたいときにどうぞ
料理上手でTatto入れちゃって、Vespa乗りこなすOma最高。
カトリックだとかどうでもよくて、おばあちゃんってこんな感じだよね&こんなおばあちゃん最高だよね、という一本。
嫌いじゃないけど特に好きでもない
予備知識なく単純に“思ってるのと違ってた”というのもあるけれど…
主人公のオマが美味しい料理を作り、美味しそうな料理のシーンがもっと沢山出てくるかと思ったら、そんなことはなかった。
オマの娘は超がつく心配性。
子育ても、母親のことも。
その長女は家を出て一人暮らしでシッターをやっていると思いきや、ロッカーなイタリア男と同棲し、ロックバーで働いているという…
ひとりでローマに来てしまったオマは破天荒なことをしまくり、さらに心配をかける…
そんな心配性な彼女は、なんとオマがたった一夜共にしたロッカーのイタリア男との間の子だったというオチ。
ハチャメチャしてるけど、わりとゆったりと時間が流れていくのでまったりと観れた作品。
そして、キャスト全員になんとなく愛着が沸くような。
結果嫌なヤツというのがひとりも居ない所が良い。
いくつになっても
前向きに行動できる人間には、愉快な人生が待っている。
やりたいことにとにかくポジティブに動くおばあちゃんの行動力は、
大事な人を亡くし、人間の人生には限りがあるとしみじみ
感じているからこそ湧いてくるものなのかなと思います。
軽いコメディかとおもいきや、女親子3世代のそれぞれ抱える
想い、葛藤がよく描かれていて、同じ女としてほほうと思うことも
数多く。
親子で酒飲みながら語らうっていいですね。
バグダッド・カフェのマリアンネ・ゼーゲブレヒト、あの頃と
ほとんどイメージかわりません。
あいかわらず幸せにしてくれるなあ。
人生は冒険だ
「バグダッド・カフェ」から数十年。主人公のM・ゼーゲブレヒトいいですね。当時からチャーミングでしたが、未だにそのチャーミングさは健在でした。
年を重ねてからも冒険することによって、生きる喜びを思いだせる作品です。年をとると冒険しないから、退屈になってしまうんですかね。そういえば、「バグダッド・カフェ」も中年女の旅物語だったか。
人生ずっと冒険しようと思わせる作品です。料理もおいしそう!
イタリア男は別かと・・
映画「バチカンで逢いましょう」(トミー・ビガント監督)から。
「ドイツ映画」って、意外と面白い台詞が多かった。
特に、国民性を意識した言い回しが、私のメモに残った。
例えば、こんなシーンがある。
主人公は、ドイツ生まれの女性だが、イタリアで知り合った男性に
謝らなければならないことが出来たのだが、
彼女は、なぜか葬式の参列の途中で謝る。
さすがに、彼も怒り「今、ここで謝る気か?」と言い返す。
そんな会話を見ていた主人公の孫が、諭すように
「男は1度に2つのことはムリ」と言うが、
彼女はサラッと「イタリア男は別かと・・」と言い返す。
孫も負けじと「男は皆同じよ」。
ストーリーにはあまり関係ないシーンだが、印象に残っている。
さらに、ひょんなことから「ローマ法王」を始め、多くのお客さまに、
自慢の料理を出すことになるのだが、時間ギリギリまで奮闘する。
その様子を眺めて、法王の執事が呟く。
「ドイツ人? そのわりには手際が悪い」
この裏には「ドイツ人なら、手際がよいはずだ」という意識がある。
私たちの会話には、国民性を意識したフレーズは出てこないのだが、
これはグローバルな感覚なんだろうか。
それとも「ドイツ国民」に限った、彼ららしい感覚なのだろうか。
「普通の国の男」なら1度に2つのことは無理だけど、
器用な「イタリア男」なら出来そうだ、という表現は、好きだなぁ。
マリアンネがかわいい
マリアンネ演ずるマルガレーテがかわゆい。おめめがかわいい。純粋そうで、いたずら好きそうな薄い青の瞳。
戸惑いながらも、我を通しながらも(壁のヌードの絵に法王の写真貼ったのは笑ったわー)、異文化にするっと馴染んでしまう感じ(ロックバーでヘッドバンキング!)が、バグダッドカフェに似てる!と思いました。
掃除もしてたしね。やっぱマリアンネは掃除するんね。
ふくよかなオマがとっても愛らしく描かれていて、嬉しい限りですよ。未来の自分を見る様で、ええ。ベスパの2人乗りが、ローマの休日よりずっと可愛らしかった。個人的意見でしょうが。おじいちゃんのロレンツォの背中に顔をくっつけている姿にきゅんとしました。
アメリカの映画はたいてい若い美人至上主義って感じがするけど、ヨーロッパの映画はわりと美人すぎない女性がもてていたりするので、女性美に対してストライクゾーンが広いのかなぁ、なんて思います。若くない人の色恋も良くでてくる様に思うし。
ロレンツォが盲人のフリしてた賭けの話とかところどころわからんかったところもあるし、料理屋の息子?のしんみりばなしが急に別の映画みたいなくっらーいトーンで入ってくるのとか、ん?なに?え?と、置いていかれる感は多少あった。
娘のマリーには結構イライラしたかな。
マルティナは、男見る目を養いなね。
でもまぁ楽しかったなー。結構笑えます。
そんな感じでした。
といいつつの蛇足ですが、
そして意地の悪い考えだと思うのですが、
(以下すごいネタバレ)
一回だけの行為で妊娠ってくだりね、古今東西の(映画に限らず)物語にはよく使われますよね?落胤ってやつ?
そんなにさぁ、高い確率で妊娠しませんて、思っちゃうよねー。しばらく関係してたならまだしも、一回だけでさぁ。起承転結に都合よく使われる妊娠。またでたよーと思っちゃうよねー。
でも本当によく使われるよねー。ぜったいそれって男の人が考えた話よなーとか、関係のない勘ぐりをしていました。
ほんとにおしまい
おばあちゃんの許されたい事とは・・・
夫に先立たれた女性が単身ローマを訪れ、教皇との面会を目指すという物語。
ドイツ人一家なんですが、住んでいるのは、カナダだったり、イタリアだったりします。でも、言葉は、殆どがドイツ語。一部英語だったり(カナダなんで)、イタリア語だったり(イタリアなんで)しますが。どう言う経緯で、カナダに渡った一家なんですかね?まぁ、日系人家庭も、移民直後は家庭では日本語、外では英語など現地の言葉を使っていると思うので、家庭でドイツ語を使うこと自体は、問題ないんですけどね。でも、マリーの夫が、ジョーと言う名前なので、カナダ人なんだと思うんですが、彼までドイツ語を駆使していたりするんで、不思議な感じがしました。
マルガレーテは敬虔なカトリックなので、ローマ法王を神聖視し、逢って許しを得たいと言うのが、単身カナダからローマに渡る理由です。これは、無宗教国家と言っても良い日本では判りにくい感覚ですね。昨年式年遷宮が行われた伊勢神宮に日本人が行くのは、それとは違って、観光とかの要素が強いと思うので、違う感じですもんね。
心配症のマリー、敬虔なカトリックのマルガレーテ、自由を求めるマルティナと、女性の自分探しの物語と言って良いのでしょうか?最後の方に、マルガレーテがローマ法王に許しを請いたい事が明らかになりますが、「ほぅ。やるじゃん。」と言う気になりました(笑)。だから、マルティナとシルヴィオにも、意外に早く順応したのかもしれません。
あ、それと、イタリア人男性は、やっぱり・・・。典型的ですね。
マリアンネおばあちゃんがとってもキュート。
夫に先立たれたおばあちゃんはある許しを請うために孫娘の住むローマバチカンに法王様に逢いに旅立つのでした。
ロックスターの彼氏と同棲中の孫娘や、老人ホームに入れようとする娘、はたまた自分のロマンスも組みこんでパワフルにお話は進みます。
外国のおばあちゃんって総じてこんなイメージで裏切りません。ベスパまで運転しちゃうんだから。
料理のシーンがもっとあれば更にトラベル気分になれるのに。
けど、ドタバタだけではなくしっかりと家族の絆も描いてくれてますよ。
面白かった。
マツコなボディーの元気なオマが大活躍?!
ヒロインのマルガレーテおばあちゃんが「ローマ法王に会いたいっっ!!」っていう気持ちは、日本のお年寄りが「死ぬ前に一度、皇居の一般参賀で天皇陛下に御会いしたい!!」ってのと同じテンション?位に思っていたら、
なんとも、たまげた理由が……
試写会が終わった後、会場で「(意外に)良かったな……」という声がサワサワと聞かれたのも観る側が勝手に
『ハイジが住む様な山奥に住んでた世間知らずのおばあちゃんが大都会バチカンに一人旅、珍道中』って話しだよな?多分と思い込んでいたからでは?(^人^)
まだ、一般公開されていないので多くは語れませんが、この映画、
下は10代から上は90代まで、カップルに幅広~くお勧めです。
だって登場人物、親娘三代、みーんな恋してるんだもん
(=´∀`)人(´∀`=)
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