劇場公開日 2014年1月11日

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「妻夫木はやはりダメ男が似合う」ジャッジ! なかもずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5妻夫木はやはりダメ男が似合う

2014年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

世界一のCMを決めるサンタモニカ国際広告祭で「ちくわ」のCMを入賞させなければ会社をクビに!ってな感じのお話。

小ネタがこれでもかと言わんばかりに仕込まれているのに全然くどさがなくて自然と笑いを引き出してくれるし、物語としても伏線がとても綺麗に回収されていきお見事としかいえない。さらにその伏線のほとんどが笑いに変わってしまうのがこれまたおもしろい。

『ジョゼと虎と魚たち』『悪人』『清須会議』と、ダメ男の演技に定評のある(勝手なイメージ)妻夫木聡が主演ということで、今回はどんなキャラがくるのか?!と思っていたらかなりストレートなダメ男で笑ってしまった。
けれど、次第に明らかになる彼のダメなだけでは決してない実直な好青年っぷりに、劇中人物たちとシンクロするように彼のことを好きになっていく。

ヒロインである北川景子の演技はすこしわざとらしい印象を受けた。いや僕が北川景子のことが苦手なだけかもしれない。でもまぁキャラクターにぴったりな容姿なのでそれほど気にならない感じ。

クスクスしっぱなしの約100分だった。
笑いだけじゃなくて普通に良い話なのがなんか悔しい。笑
あと大滝一郎(豊川悦司)の秘書(玄里)がエロい。
『みんな!エスパーだよ!』の神楽坂恵的な何かを感じる。

ちくわ食いてえ。

なかもず