トリック劇場版 ラストステージのレビュー・感想・評価
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パワーが落ちまくっていて、かなり無惨な感じがしました。
単体で見れば、そこそこ面白いと思うのですが、ずっと見てきた者とすれば、かなり不満です。
最初の頃と比べると、すべての面でパワーが落ちている。
最後の劇場版ということで、スケールアップするために海外にしたのだろうけど、海外は苦しい。
言葉が通じないから、得意の小ネタが使えない。
そのため、仲間内の身内ギャグだけになるから、かなりパワーダウン。
ここまでずっと見ている人は、身内ギャグには飽きているから面白くない。
それに「トリック」は、横溝正史さんの小説「金田一シリーズ」のパロディーみたいなところが一番面白いのに、南の島が舞台では、横溝正史さんの小説みたいな猟奇的な雰囲気が出せない。
敵の、能力者を語る人も、若い女の子(「ヘルター・スケルター」に出ていたモデルさん?)ではまったく迫力がないし、弱そう。
肝心のトリックも、しっかりしていなくて中途半端な感じ。
動機も、怨念とか、恨みのこもった復讐劇を期待していたのに、期待はずれでした。
それに、あたりまえだけど、仲間さんの美貌も、最初の頃と比べると多少落ちているのは否めないです。
最初の頃は、こんな綺麗な人が、こんな汚いアパートに住むわけないし、こんな馬鹿なことをする訳ない、というイメージを、あっさり壊すところが面白かった。
それももう慣れて、しかもその落差が少なくなってしまったので、やっぱりパワーダウン。
上田氏とのラブコメ的なところも、ちょっとだけ入っていたけど、最後なんだから、くっつく直前までいってもらわなければ困ると思っていたのに、平行線のまま。
原点に戻って、鬼束さんのテーマソングになったのはよかったけど、なぜ「月光」?
たしかに名曲で、一番有名、さらに原点というのはわかるけど、この曲は聞きあきた。(NHKの「のど自慢」でも、一番受かりやすい曲で、さんざん歌われた。)
新曲が無理なら、ドラマ2作目の「流星群」とか、3作目の「私とワルツを」の方が、本作に合っていてよかった。
「スペック」も同じような感じだったので、もしかしたら監督の才能が・・・ということなのかな?
*これを書いた後、テレビで「トリック新作スペシャル3」(12日放送)を見たけど、横溝正史さんの「犬神家の一族」のパロディーみたいになっていて、テレビの方が全然おもしろかった。なんでこうなるのか不思議です。
伏線!!!
最後のワンシーンこそラストトリック
おもしろい
観て良かった
仲間由紀恵は本当に変わらないですね…
TRICKシリーズの予想通りの完結編
トリック好きなら楽しめる
DVDの方が良いかも……
DVDで十分ではなく、DVDの方が良かったといった感じですかね。というのも映画館の大画面ではどうにも視線が追いつかず、結構な数のトリックお得意の小ネタの数々を見落としてしまうからです。
しかしそれは菅井きんの贅沢な使い方等々、裏を返せば出し惜しみなしのネタの大放出ということでもあり、クスリとくる笑いの数々は、きっとトリックを愛してきたファンを魅了することでしょう。エンドロールに流れる鬼束ちひろの「月光」を聞いたとき、ファンの脳裏には14年にも及ぶトリック・サーガが不必要な重厚感を持って駆け巡るのではないでしょうか。
しかし特筆すべきは14年間変わらぬ上田次郎と山田奈緒子の関係です。これだけ長い時間を共有し危険を乗り越えたにも関わらず、キスはおろかその素振りすらも見せないのですから。モルダーとスカリーンだってもっと進展しましたよ?きっと外国人にレビューを書かれたならば、
「ジローはゲイなのかい?あんなに美しい人と一緒にいてキス一つしないなんて!」
みたいな文章が必ず一つや二つ出てくることでしょう。まぁ、そういう意味では14年間、まったく軸がぶれなかったということなのでしょうけどね。
なんかこう、「おつかれさま」と言いたくなる映画でした。
ラストを納得させる出来でした。
「TRICK」シリーズ最終作。
思い返せば、第1シリーズが2000年。
ニッポン放送「ゲルゲットショッキングセンター」に出ていた仲間由紀恵がドラマに、
ということで観始めた第1シリーズ。
小ネタ満載。
雑に扱われる仲間由紀恵と阿部寛。
随所に出る大御所役者の戯けた演技。
フレッシュで面白かったです。
当時はこの構図が非常にフレッシュだった。。
時は流れ、シリーズは続き。
第3シリーズのepisode 3「絶対死なない老人ホーム」で観るのを止めました。
正確には「見限りました」。
で、本作。
ラストを納得させる出来でした。
むしろシリーズ終幕が遅過ぎた位。
見所は冒頭10分と終盤10分のみ。
112分の映画で観てられる部分は20分のみ。
…他は本当に酷かった。。
今回の主題となるはずの
東南アジアの僻地にいる呪術師云々の話は全て雑で糞つまらない。
作り手が意図的か否かは別として序盤で展開も含めて読めてしまいます。
で、その想定から1mmもズレない。
吉田栄作もガッカリなノーサプライズでフィニッシュ。
所々で差し込まれる小ネタも本当に面白くない。
意外性も何もなく長年のファンに向けた目配せのみの映画でした。
張り紙ネタは第2シーズンの「なんどめだ ナウシカ」がピークでした。
前述の見所としている20分も
これまでのシリーズ通して普遍的な日常シーン。
これまでのネタの繰り返し。
新たな要素は、ほぼありません。
というか、無いです。
昨年の「SPEC 完結編」を観た時も感じたことですが
堤幸彦 監督は新たなモノが作れない、ネタ切れ状態。
奇想天外なSPECホルダーも作れないし、奇抜で下らないトリックも作れない。
過去のシリーズの残滓で飯喰っている感じ。
どちらのシリーズも新たな要素が全く入っていない、糞映画でした。
SPECと異なり本作は続きを予感させないことも無い作り。
冒頭のトリックと終盤のトリックを意図的にリンクさせている点も含めて
テレビ朝日のスペシャルドラマあたりで復活させようとする厭らしさを感じます。
(序盤の習字教室の厭らしさも鼻につきました)
終盤の或る比較映像はファンへの目配せとして入れたはずが
現在の酷さ、年月が経つ残酷さを浮き立たせるだけの演出。
横からのショットに別人感を抱いたのは私だけではないはず。
13年の月日は残酷、かつ明確で恐ろしい限りでした。
何より悲しかったのが比較映像の方がスタイリシュで尖っていた点。
このシリーズの終幕が遅過ぎたことを改めて感じた瞬間でした。
シリーズファンはレンタルで観ても良いのでは…という程度の本作。
本作でキチンと成仏してくれることを切に願うばかりです。
ありがとう。
ついに終わってしまったなぁー。
3年前くらいにこの作品に出会ったので、かなりコアなトリックファンには劣りますが、かなりハマっていました。そんなトリックの最終作。寂しい気持ちもあります。
さて、今回の映画なのですが、はっきり言えば、消化不良でした。
今までのシリーズと違い、敵役があっさりと倒れてしまったりするところの呆気なさや、山田の復活の所をもう少し細かく描いて欲しいなど、不満点が残りました。
ただ、たくさん散りばめられた小ネタには楽しませて貰いましたし、エンディングなどは今までのシリーズの歩みを思って少しウルっと来るところもありました。
また、このシリーズには本当にたくさん笑わせて貰いましたし、14年間走り続けてきてくれた阿部寛さんや、仲間由紀恵さん達への感謝をこめて、星4つとしておきます。
とても好きなシリーズでした。
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