トリック劇場版 ラストステージのレビュー・感想・評価
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【”真の祈祷者は村人の命を護るために居る!”トリックシリーズ、到頭海外進出!今作は、笑いの中にちょっと沁みるシーンが多数です。あと、14年もこの映画シリーズが続いたって事はホントに凄いと思います。】
■海外のレアアース採掘所に住む部族を立ち退かせるため、部族を束ねる呪術師(水原希子)のトリックを見破るという仕事を引き受けた天才物理学者の上田(阿部寛)。
彼は自称超売れっ子天才巨乳美人マジシャン・山田(仲間由紀恵)とジャングルの奥地に踏み入るが、同行者に次々と災難が降りかかり、死亡者が続出する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作では、今までと同様におバカシーンもテンコ盛りだが、レアアース採掘所に住む部族を立ち退かせるため、酷い事をする日本人たちが多数登場する。
そして、そういった連中は次々に謎の死を迎えるのである。
おねえの谷岡将史(北村一輝:不老の人であるなあ)、横柄な川島治道(中村育二)、有田雄一(石丸謙二郎)・・。
大変に宜しい。
・呪術師を演じた水原希子さんは、分からなかったなあ。けれども、彼女の想いを引き継いだ山田の想いや、レアアース採掘所に勤める男加賀美慎一(東山紀之)の、同僚の行いを苦々しく思いながら、働く様と彼が仕掛けた事も、哀しいがナカナカである。
それにしても、東山紀之さんが登場すると、ヤッパリ締まるよねえ。
・相変わらず、お笑いの人も多数登場である。何人分かるかな??
<で、今作ではいつもの商売上手の山田のお母さん里見(野際陽子)は、初めて娘の事を天才物理学者の上田に、真面目な顔で頼むのである。
で、そこで結ばれないんかーい!!
でもね、劇場版で14年も続いた映画シリーズって、滅多にないよね。それだけでも、凄いと思ったなあ、私は。このシリーズ、ホント面白かったな。当時、人気だった事が4作続けて観ると良く分かりましたよ。>
まさに集大成ですね。
いやぁ、終わったなぁ.....と。深夜ドラマでやってた頃からちょくちょく観るようになって。仲間由紀恵が「ごくせん」だとかで国民的女優へと駆け上がる過程と重なって。でも最後まで「深夜枠テイスト」が漂ってましたね。この最終作もいつもと同じ、良く言えば安定感のある、悪く言えばマンネリの身内ウケなんですけど、それがまた郷愁を誘います。「月光」が流れて、最後奈緒子と上田がどうなるのか?と思わせてのエンディング。大袈裟かも知れませんけどひとつの時代の終焉に立ち会ったような気になりました。
ムッシュムラムラ
ダチョウ倶楽部の看板、そして終盤には本人たちも登場。上島さんも亡くなってしまったんだな~としみじみ。そして野際陽子さん、岡田眞澄さん、森山周一郎さん、菅井きんさん・・・それだけでも泣けた。
小ネタをはさみつつ進められる物語はもう定番。ラストは日本の“村”シリーズから離れて海外ロケ決行だったが、中身はほぼ一緒。「霊能力は存在するのか?」という一貫したテーマもここでは最終決着させるかのような展開であり、カタコトの日本語を話す現地の呪術者ボノイズンミ(水原希子)が特殊なだけ。
その呪術者も奇術を使うのだが目的が違う。スンガイ共和国のムッシュム・ラー村の住民を火の玉から守るという宿命を持っていたのだ。今まで登場したインチキ霊能力者とは一線を画していたように思う。そして彼女の意志を受け継ぎ・・・
同性愛者を演ずる谷岡医師(北村一輝)もいい感じだったし、東山紀之もギャグに毒されずシリアスに演じていた。ストーリーの中にも悪いのは製薬会社であることを訴えてくるし、自然の中の科学知識が豊富だという呪術者の存在意義も奥深い。
それにしてもテーマ曲である鬼束ちひろの「月光」はずるい!元々TVドラマseason1のテーマ曲だったが、こんなシーンで使われると泣かずにいられない。ラストではそのドラマの第1話を見事に再現し、「トリック」は永遠だと言わんばかりにループ感を与えてくれた。ループ感といえば、season1、2に登場していた矢部の部下・前原一輝も霊能力コンテストに出演していたのが嬉しいところ。
さて、ボノイズンミの意味を考えてみたけど、「ボインの水」というアナグラムなのか?「母の泉」の教祖ビッグマザー(菅井きん)と関係があるのか?色々考えさせられる・・・
ちょっといいラスト
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東山の会社が海外の奥地を開拓しようと買収を試みる。
しかしその奥地には呪術師がいて、それに抵抗して来た。
その呪術師の謎を暴くために上田と山田が東山らと共に行く。
結局3人死んだが、実は全て東山の犯行だった。
病気で死にそうな我が娘を秘伝の薬草技術で助けられて心酔し、
現地人を平気で殺す会社の連中を東山が殺していたのだった。
しかし呪術師も会社の奴に撃たれた傷がもとで死に、山田が後を継ぐ。
そして呪術師の仕事、自らが犠牲となって地下で爆発を起こす役を買った。
そうしなければ地下のガスが地上に上がって地上で大爆発が起こるのだ。
1年後の今日、どんな形かで会いに行くと言って一人地下へ進む山田。
大爆発して死んだと思いきや、1年後上田のもとに現れる。
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変人の上田がラストでは珍しくマトモな泣き顔になった(場)
ってか助かってたんなら、1年間何やってたの?
ええ感じで登場するために1年間姿を隠してたのか?
・・・と思って他の方のレビューを見たら、これって記憶喪失なのか。
で、上田と初対面の頃にやったと同じマジックで賞金を狙ってたんや。
うーん、それが分からんかったおれもアレやが、いいラストやなあ。
それにしてもこのシリーズはTV時代も全部見たけど、ホンマに面白かった。
仲間って若い頃より、今の方がかわいくなってるな。
最後まで深夜ドラマのテイスト
要するおおむねいつもの感じで。最後だけちょっと初めからのファンにご褒美だろうか。
さよなら、山田、さよなら、上田。
霊能力の真実
"トリック(映画)" シリーズ第4作。
Netflixで2回目の鑑賞。
ノベライズは未読、テレビシリーズは視聴済み。
初の海外ロケが行われ、ようやく映画らしいスケールを味わえるのかと思いきや、いつもと同じような森(もといジャングル)や村が舞台でやっぱり普段通りの「トリック」でした。
相変わらずのくだらない小ネタやギャグにクスリとさせられる。劇場版だし、シリーズ完結編なのに気負わない。だけどこれがいい。これでいいのです。これこそが「トリック」!
山田と上田の活躍を通して描かれていた、霊能力者は実在するのかと云う一貫したテーマがついに終着点を迎えました。結論、霊能力者は「実在」する。たとえ嘘であっても(もちろん悪巧みはダメだけど)、そこに救いを求める人々がいるなら、それは真実であり実在する。シリーズ集大成の解として最適だし、これ以上のものはないなと思いました。
ラスト・シーンに仕掛けられた泣かせるトリック(もといオマージュ)がニクい。「月光」をバックにした再会がエモーショナル。最後の最後に感動させられるなんて。完成した無限ループに誘われて、シリーズの最初から見返したくなりました。
※修正(2024/06/06)
お見通しだーーー!聞けるのこれで最後、?
トリック最後の作品としては、少し不満はあるものの、内容には満足!山田と上田の2人とも相変わらずすごく面白かった。
仲間由紀恵さん演じる山田奈緒子は、いつになっても可愛い…ラストステージを演じた時は34歳らしいが、可愛い。可愛すぎる。無邪気な笑顔がここまで似合う人はいるのか?2000年に放送されたトリック当時は20歳だったのだが、変わらない。変わらない可愛さ。少し抜けてるけど、トリックを見破る時の真剣な眼差し、心打たれますなぁ…
ラストステージだからこそ、前原一輝さん演じる石原刑事も復活して欲しかった(最後にちょろっと出るけど)し、池田荘の大家さんもでて欲しかった。
最後の山田が記憶を失ったけど、また上田のところに来てマジックを披露するところは感動しました。続きは無いのかもしれないけど、もしかしたら上田は山田を連れて、またどこかの超常現象を解決しているのかと考えたら面白いですね。☺︎
トリックファンとして
当時映画館で鑑賞
また観たくなってシリーズ1から
鑑賞してラストに、これを観た。
感想と言えば、シリーズを段々重ねて
いくごとに、段々ダラダラして
キレがなくなって行く感じは
当時と同じ印象でした。
でもラストは凄く良かったです!
当時もそう思ったのを思い出しました!!
山田と上田がまた最初からでも
お互い同じ想いや関係になるであろうと
思うと涙が出てきました😢
終わり良ければ全て良し!
トリック=月光。ラストのラストにふさわしいエンディングだった。
仲間由紀恵に似た自称美人手品師
日本の商社がレアアースの採掘権を手に入れたが、現地住民が立ち退かないので、何とかしてくれという依頼が舞い込んでくる。
ヒンニュウの自称美人手品師(仲間由紀恵)と超常現象解明のスペシャリスト(阿部寛)の凸凹コンビが南国に飛び立つ。
内輪の小ネタが多く、好きな人にはたまらないでしょう。
独特の世界観が好き
つまらないが、それがいい
残念な終わり方
ラストの場面で、奈緒子の生存の可能性を信じていたからこその上田の反応そして、1st1話奈緒子と全く同じ手品を見せたことで、奈緒子が上田と出会いから出会ってからの記憶を失っていることを、悟って涙ぐむところで閉幕。14年も続いたシリーズの集大成としては、あの終わらせ方は良くなかった。終わり良ければ全て良し、とするならばハッピーエンドが良かった。
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