るろうに剣心 伝説の最期編のレビュー・感想・評価
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豪華メンバーでの大決戦
いろんな話をこの時間の中にまとめるのは大変だったろうと思う。特に東京に着いてからの後半は、詰め込まれすぎて何処にも感情移入できなくなってしまった。また、最後の戦い中で剣心が一人不殺を貫くことの意味を読み取れなかった
しかし、最後の決闘シーンはなかなか見ごたえがある。手練れ三人に対して一人で闘う志々雄真実の凄味、恨みの深さがひしひしと伝わる。
それにしても決着後の伊藤博文の言動はひどすぎるのでは…
静と動のバランスが良く、完成度が高くて満足
【まず諸々について】
前作(京都大火編)の激しいアクション映画といった印象とは一風変わって、会話が興味深く、戦いの場面も格闘技観戦のようで楽しめた。
今回のエンディング曲の『Heartache』(ONE OK ROCK)が、前作までのハードロックと異なり、イントロからアコースティックギターで歌声も綺麗で聴いていて心地良い。
【女性キャラ】
高荷 恵(蒼井 優)は、蒼井 優さんのオデコが好きなのに前髪に隠れていて残念。
髪型のせいかもしれないけど、巻町 操(土屋太鳳)の顔が山崎賢人さんと似ている。
駒形由美(高橋メアリージュン)の妖艶の姿は”立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花”。
神谷 薫(武井 咲)が髪をおろして水色の衣でウロチョロしてたシーンは、ちょっと萌え。
【男性キャラ】
伊藤 博文について興味が湧く。架空の世界なのか本当の世界なのか曖昧さが絶妙で面白い。
今作の緋村剣心(佐藤健)の修行後のスピードアップした戦いが鮮やかで面白い。
比古 清十郎(福山雅治)と修行する場面は、格闘漫画でよくあるシチュエーションだが、竹藪などの背景の美しさが際立っていて独特なインパクトがある。
相楽左之助(青木 崇高)、四乃森蒼紫(伊勢谷友介)のアクションシーンは前作以上に個性が出ていて見応えがある。
瀬田 宗次郎(神木隆之介)の感情の変化の演技は見どころ。
志々雄真実(藤原竜也)と剣心の両者が満身創痍で頑張る姿が印象深い。燃えながらハハハハハと笑い続ける志々雄真実は不気味。
斎藤一(江口洋介)は、抜刀斎処刑の茶番のあたりからの活躍が格好良い。ラストの不満げな表情は必見。
あれ、脚本家が変わった?
グッドバイ江戸、ウェルカム明治
まさに死闘
何度も観てると‼️❓みえてくるものがある‼️❓
志ヶ雄は、あのデッカイ黒船で、何が出来ると夢想したのか?
「るろうに剣心 伝説の最期」を観て、本筋ではなく外伝的に考えてみたい。
ペルー来航から26年。
志々雄は京都を落とすと見せ掛けて実は東京に黒船を運ぶ。
この黒船なんなんだ!
船なのに動かない。
大砲はある・・・有るったって100メートルも飛ばないでしょ!!
そんなもん100発撃ったって、海岸に穴が開くくらいのものだ。
そうだ!!
志々雄が狙ってたのは「決起、なのだ」
これはクーデターのことね。
これは三島由紀夫のクーデターのパフォーマンスと同じ・・・じゃないか?
志々雄はクーデターが成功するなんて思ってなかった、多分。
やりたかった事は、
明治政府樹立に利用されて「犬死した幕末の志士」
彼らのひとり(緋村剣心も然り)として、明治政府に反旗を翻して、
自分らの存在をおもんばかってほしかった。
「ただの犬死ではない」
「立派に生きた」
そう示したかったのだと思う。
翻って、緋村剣心て男。
主人公だけれど、強くない。
「不殺(殺さず)の誓い」そして「逆刃刀」
強い訳がない。
でも剣心はそれでいい。
過去鑑賞
京都編の後編。 やはり天翔龍閃のすごさは実写では難しいですね(笑)...
引っ越し第④弾 邦画アクション映画の金字塔!でもこっち側(剣心、他色々含む)弱すぎ!
いや、そこがこのシリーズを通したテーマとして言いたいことじゃなんだろうけれど。
「強さって…何かね?」を問うのがおそらく剣心のテーマなんだろうけどさ(知らんけど)
とにかく志々雄の無双が強烈すぎるのよ。半端なく強いの。まさにフリーザ様!
アッー!同じマンガ雑誌の連載ですやん!
そして、剣心が哀れなほど弱いの。おまえあかんわ。
しかもこれ、観る順序間違えて第二作目を飛ばして観たのですね。
ってことは、海岸に打ち上げられた剣心は、つまりフラッシュバックのまま歴史的惨敗を喫した後なのね。
おまえあかんわ。主役失格やで。
今作のクライマックス、剣心と志々雄の対決では、まさに電流爆破デスマッチみたいな。
四人がかりで場外乱闘の様相だもんなぁ。そんなんいくら相手が強いとはいえ卑怯ですやん。戦隊物じゃないんだから。
なのに、まるで相手にならないでござるよ…剣心、おまえ、何やっててん!と心の中で罵声を浴びせながらも応援せずにはいられないの。
しかも決着は、まるでカラータイマーの鳴り終わったウルトラマンにとどめを刺すだけみたいな。
あまつさえ、長い小芝居をうつ余力さえ残しているとか、ほんと、志々雄、おまえ一体どんだけ怪物やねん!サイボーグか?「否定できなさそうな感じがなきにしもあらず」
で!剣心!結局奥義って何やったねん!ですよ。
繰返し、強さってのは、そこじゃないですよ。みたいなことがテーマなんだろうけれど。
観ている側は“全く歳をとらない”師匠がのたもうた「剣術とは殺人術。どんな綺麗ごとを口にしても、お題目を口にしても、所詮はそれが真実。」的目線で見ちゃうのよ、この手の映画は。
「敵を殺ったれ!殺ったれ!」なんですよ。綺麗ごとやお題目を口にしても。
剣心が秘奥義で鮮烈、かつ華麗に戦うなり、斎藤や左之助にも花を持たせて、一矢報いるところも見たかったなぁ。
とにかくこっち側の主要キャラの弱さが目立ちまくりだったの。
観ていてつらかったの。結構体力使いました(汗;)
ドMの人目線なら、また違ってくるのかな?
ワイヤーアクションは今回も光りまくっていましたけれど。
このシリーズが今後の邦画のアクション物の道標になるのかな。
さぁ、順序間違えた『京都大火編』も観ようか。
そしてまた駄文長文のレビューになったことも反省しようか。君。
↑
それな。
この頃はこの程度でも駄文長文を自覚して、反省もしてたのな…(^_^;
シシオ強すぎ
神木くん、、
前半に50分は不要
奥義伝授がようやく終了した時点で時計を見てしまった。50分。
まだ85分残ってはいるというものの、長い!
(そもそも、原作においても比古は作品の世界観を壊していると思ってますんで。キャラ自体は好きですけどね。)
原作は少年漫画と言えども、司馬遼太郎の「燃えよ剣」や「新撰組血風録」池波正太郎の「人斬り半次郎」や「剣士伊庭八郎」などの雰囲気を充分受け継ぐものだと評価している。
しかし、比古の登場はそれを一気に「聖闘士星矢」に変えてしまう。
明治浪漫譚がいきなり格闘ファンタジーになってしまうんだな。比古は世界観の境界を超越して、あまりに強すぎる&若すぎるのだ。
だから、なるべく比古の登場するシーンは手早く済ませて欲しいところなのだが。
しかも、10年に及ぶ流浪人生活で「権力・派閥に属さず、時代の苦難から人々を救う自由の剣」という飛天御剣流の理(ことわり)を体得していた剣心。
あとは「生きようとする意思」という最後のピースが嵌ればよいだけ。
それだけのとこを、いかにも大切な何かを見つけるまでの苦悩みたいに描いて50分かけるのはねぇ。
この後の巴ストーリーを意識しての事かもしれんが、それでは維新後の剣心の10年が報われないよ?
10年の流浪と、神谷道場で出会った仲間達がすでに剣心の心を成長させているのだから。
その尺を、もっと十本刀に使って欲しかった〜。
扱い、雑過ぎでしょ〜。
宇水はともかく安慈はきちんと描いて欲しかった。「二重の極み」が無ければ左之がいつまでも二流じゃないか。
クライマックス、志々雄に対して4対1?
それは無い!それは無さ過ぎるよー!
剣心・志々雄・斎藤・蒼紫の実力はほぼ互角。もうちょっと描き方があったのではないかなぁ?
前作に盛り込み過ぎて、こちらは少々間延びした感があった。
今にして思えば「前後編2部作。前は動、後は静」というfinal & beginningのモデル構想がすでにあったのかもしれない。
本作だけは星マイナス1の出来だと感じた。惜しい!
権力に与しない剣術
福山雅治はカッコいい役だったけど、序盤だけでしたね。師匠、飛天御剣流の奥義を教えてください!自分に欠けているものがわかるか?知りません!志々雄が国盗りを始めようというのに、ここで修行していてもいいのか?などと、竹林の稽古にはうっとり・・・
そんな剣心と志々雄の対決がメインとなるはずなのに、蒼紫(伊勢谷友介)が「緋村抜刀斎は俺が倒す」としゃしゃり出てきて邪魔をする。そして、修羅の道に落ちた蒼紫を元御庭番衆の翁(田中泯)が止めようとする。いつも渋い役の田中泯。一度倒れたけど、再び抜け道で蒼紫の前に立った姿がガンダルフに見えた!もしかして魔法を使うんじゃないかとハラハラしてしまいました。
軍艦の中でのクライマックス。もう激しいったらないんだけど、志々雄が強すぎ!4人がかりで攻撃しても耐えている。いや、危ないでしょ・・・四方からの攻撃は。奥義はいつ出すんだ?とずっと心配していたのですが、結局どんな技なのか見極めきれなかった。いかん・・・修行が足りんな。坊主にはバックドロップが効果的だとわかっただけでも儲けものだったかな。
まぁ、とにかく感じたのは政府の行き当たりばったりの対応。前作では大久保利通も暗殺されたし、今回の伊藤博文も優柔不断。警官や剣心たちもまだ残っているのに砲撃開始しちゃったし、とんでもない奴。こんな悪い奴だったなんて考えたら腹が立ってくるし、家に残ってる千円札を破いて捨ててやろう!と思った・・・いや、持ってませんけどね。
血と泥と火
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