「男の秘めた優しさ」るろうに剣心 伝説の最期編 テンミンさんの映画レビュー(感想・評価)
男の秘めた優しさ
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作品に然程の関心があった訳ではなく、福山雅治さん出演と云う誘いに乗せられ「京都大火編」そして「伝説の最後編」を鑑賞しました。
動機は別にして、2作品ともアクションの苦手な私でも期待以上に面白く楽しめました。
登場人物を演じられている役者さんの凄まじい演技力と圧倒的存在感、過剰とも思えるような個性は画面から溢れ出すようで思わず手を握り締めて魅入ってしまいました。
漫画と云う原画を実写映像化するということへの作り手の方々、演じる役者さん方々の並々ならぬ努力と熱意が画面から伝わってくるようでした。
漫画の世界の出来事でありながら、言葉の一つ一つが重く響き、現実との境を行き来してしまいまいした。
時代の流れに翻弄されたせいで、登場人物それぞれの背負った運命への生き様が、見事な殺陣のアクションを通して切なく描かれ、生き抜くことへの哀しみと優しさが胸に沁み、痛快気分とが入り混じった複雑な気分に陥りました。
私は原作を読んだことはありませんが、素敵な映像作品として充分に楽しむことが出来ました。
有難うございました。
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