「思い出はいつもキレイだけど・・・」るろうに剣心 伝説の最期編 ハチミツ舐太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
思い出はいつもキレイだけど・・・
大友啓史監督作品は・・映画では、るろうに剣心の三作を観た。ドラマだと「ハゲタカ」と「白州次郎」を観た。
ドラマは面白かったなぁと記憶している。特に「白州次郎」は結構好きな部類。
るろうに〜は原作を読んだが、そこまで思い入れはない立ち位置で、鑑賞したし、かなりハードルは下げた。
映画の京都〜と今作は、両作ともあまり好きではないが、感想。
テンポ、演出、ストーリーが特に好きになれなかったなぁ。
京都大火編、の時も感じたが話のテンポが、とても悪かったなぁと。
志々雄編は、結構話が長い上、登場人物多いのだが。映画内では、このシーンいるの?的なものが散見されていて、なんだかなぁと。
今作のストーリーは、ある意味斬新過ぎてしまって・・。
面白ければ良いが、話としてツッコミどころ満載で、ゲッソリしてしまった。何と言うか、原作知らないと、?となる所があったり、逆に原作での良いところを、無理に詰め込み、意味不明になっていたりと・・。
他方で、登場人物、特に十本刀の使い方が相当雑過ぎて、扱いきれないなら、出さねば良いのにと。
アクションも良いは良いけれど、一作目のような目新しさがなかったので、斬新なストーリーにしたのならば、斬新なアクションがあれば良かったのになぁ。ただ、左之助と安慈戦は、本当にガッカリした。
良かったと感じたのは。
キャスティングは、概ね原作の世界観を踏襲していて、うまいなと感じた。女性陣以外は。
原作で名前のついていた技を、さりげなく出していたのは、良かった。
るろうには、一作目が一番好きだ。
そして、興行成績=面白さではないのだなと、改めて。