劇場公開日 2014年9月13日

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「映画としての評価」るろうに剣心 伝説の最期編 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画としての評価

2014年9月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

萌える

原作は未読でただの映画好きの感想としては、おもしろかったです。

しかし、見終わると結構、粗があるのが事実。

ストーリーが、十本刀に触れないまま終わっていて、ただ志々雄を倒すためのストーリーになってしまっている。これはあくまで原作を読ませるためだと思うが、二部作にしたのならば描くべき所。そもそも前作がアクションに比重を置きすぎた。

それに比べると今回はストーリーに時間を使っていてドラマ色を強くしていたのは個人的には良かったかな。

アクション自体は1作目の方が見応えはあるが、今作も結構見応えがある。

このシリーズって邦画では見せ方がなかなか良いんですよね。

スピード感ある見せ方はもちろんのこと、あんなに早い動きを撮らえて観客が目で追うことができる撮影と編集には巧みを感じる。

〈神木隆之介〉とのバトルなんかスピード感があって、なかなか爽快で興奮した。

迫力の部分では、志々雄とのバトルだが、見せ方というよりもあの熱くてクドいアクションシーンは、漫画雑誌の『ジャンプ』で熱くなるような気持ちを彷彿させて良かった。

だけどやはり役者も撮影も編集もスタッフも監督も本気度は伝わったが、脚本に本気度があまりなかったのは非常に残念。

しかし、『R100』だったり、『MONSTERZ』だったり、『インシテミル』だったりとどうしようもない作品がワーナーズブラザースで配給されてきたが、今作は胸を張って世界に配給しても良いと思わせる作品なのは間違いない。

監督の役者へのそれぞれの見せ場を作った配慮も良かった。

とにかく原作ファンとしてはいろいろと文句はあるみたいだが、映画としては充分楽しめる作品。

劇場で見た方が良いので評価に流されず見ることをオススメします。

今回の萌えポイント

前作と変わらず、〈土屋太鳳〉ちゃん。アクションは少ないが、演技として見せていた。そして可愛いかった(笑)たぶんショートの方が似合いそう…。

続いて前作と変わらず〈武井咲〉

改めて、「ああ、この子、可愛い」と思いました。着物がなかなか似合うね!出番は少ないが、最後は良かったと思います。

追記:十本刀って敵のことなのね。素直に反省。

作品に向き合うゆき平