「細部まで」そこのみにて光輝く muunwwさんの映画レビュー(感想・評価)
細部まで
計算された演出が素晴らしく、引きずり込まれるように見入ってしまいました。
あの夏のじめっとした空気は、汚さや息苦しさを演出していて、この映画をさらに重苦しいものにしていた気がします。
最も記憶に残るのは、明るい青年が怒りに狂うシーンです。屋台や子供連れで賑わう楽しい風景のはずなのに、全くそのようには見えず…息が止まるような緊張感がありました。
見終わったあと『そこのみにて』という言葉が強調され、なんとも言えない感情になりました。女性の監督だからこそ表現できた映画だと思います。
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