劇場公開日 2014年4月19日

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「痛ましくも清々しい」そこのみにて光輝く シマシマキリンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0痛ましくも清々しい

2015年2月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

「そこのみて光輝く」このタイトルだけでもかなり好き。

内容は今まで多くの作品がやりつくした傷ついた若者たちが出会い傷つけ合いながらももがき前へなんとか進もうと足掻く姿を描いたもの。

こんなに昔からあら題材をいかに見せられるかは役者にかかっていると思う。
そういう意味ではこの作品は成功している。
綾野剛、池脇千鶴、そして菅田将暉!

菅田将暉無くしてこの作品は成功しなかっただろうと思うほど、彼がとても光っていた。
自由でありながら繊細で粗暴でありながら心優しい、誰しも「たくじ」を好きにならずにはいられないと思う。

池脇千鶴のただ可愛いだけでない身体もとても好感が持てた。柔らかそうな肉体はそれだけで魅力的だ。
最近のモデル体型みたいな女優さんが演じたらこんなにリアルな感覚は無かったと思う。

綾野剛は…あんまり印象に残らなかったなぁ。かっこよすぎるのかも。

函館の町がいい。
閉じられた田舎の閉塞感。
諦めと希望。そして現実。

清々しくも美しい光。
そこにある二人が光輝く。
少しだけ希望の持てました。

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シマシマキリン