V/H/S ネクストレベル

『V/H/S シンドローム』のシリーズ2作目。

無駄にスプラッター､無駄にエロ。

低俗で下らない内容で､話自体つまらない。

深夜放送でも妥当じゃない。

心が腐ります。

貴重な時間を無駄にします。

違う映画を観た方がいいです。

口が悪くて､すみません。

前提や状況を説明した上で話が進む、もしくはゾンビみたいに記号化されて説明不要になっているネタで作っているので、前作よりは話としてまとまっているが、訳のわからない恐怖はちょっと少なくなったか。新興宗教の話は怖いが。POVの設定の作り方も色々工夫しているし、概ね満足。

製作サイドの興奮が収まらなかったのか、続編を製作。前作の公開からおよそ一年程度だが、すぐに最新作がお披露目となった。スタンスは全く同じだが、本作のストーリーは全部で五話。本編も96分とコンパクトになっている。しかし、本作は過激さが更に加速したように思える。血や内臓がドハドバ出てくるシーンに拍車をかけて時間を費やしているようにさえ思ってしまう位で、恐怖を通り越して笑ってしまう。
また、最大のポイントは短編作品の質が上がった所だ。正直前作は雰囲気とインパクトで切り抜けた作品もあったが、本作ではストーリーに筋が一本通った作品が多い。中でもギャレス・エヴァンス&ティモ・ジャヤント監督コンビが送る「SAFE HAVEN」はなかなかの良作ではないかと思う。宗教団体の不気味な世界観を思う存分楽しむことが出来た。また、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」でPOVを生んだ、エドゥアルド・サンチェス&グレッグ・ヘイル監督の「A RIDE IN THE PARK」はゾンビ作品なのだが、人肉と内蔵を喰らうシーンを頭に付けたカメラが近距離でその様を映すえげつないグロシーンが用意されている。流石POVの生みの親というところだろうか。他にもやけに物理攻撃を仕掛けてくるエイリアンだったりなど、印象深い作品が多かった。

メインストーリーもしっかりと怖く、きちんと続編の役割を果たしており、前作よりも骨太な印象だ。馬鹿な若者連中が主人公だった前作に対して、本作では前作の主人公らを追う探偵というところもその要因の一つかもしれない。

前作を観ていたので最初からあまり期待していなかったけど前作より相当退屈でした … 見所はやっぱりおっぱい …。
全部ネタ的には良かったと思うんだけどひとつひとつが長回し垂れ流しすぎて飽きちゃった（特に宗教の話）。POVなら仕方無いのかなあ。でももう少しさくさくにできないかなあ？ゾンビの話が一番好きでした。