ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャックのレビュー・感想・評価
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この映画の製作者は映画館の観客をナメている
元のバラエティ番組のことは全く知らず、別の映画を観に行った時にチラシを見て、なんとなく面白そうだと思って映画館に観に行ったのだが、これが大ハズレ。
ドラマパートを主としてそこにバラエティ番組のネタをちょこちょこ挟み込んでくるような構成だろうと予想してたら、テレビ放送されたままとおぼしきデジタル化前の画質のバラエティ番組のほうが7割くらいを占めていて、要するに数年前のテレビ番組の再編集。映画館でテレビのバラエティ番組、それもいかにもCSといった感じのユルいまったり系バラエティを、しかもデジタル化前のテレビ画質で観たって面白くも何ともない。いや俺、映画を観に来てるんだよね? もうなんというか客を、そして映画をナメている。
そもそも有野がクリアしようとしてるゲーム『マイティボンジャック』のルールが再編集映画を観ていてもさっぱりわからない。だから有野が何に苦労して、どう攻略しようとしてるのかも、観ていてもまるでわからない。ただ漠然と、なんかゲームに苦戦してすっげえがんばってる、としかわからないから、もう途中でどうでもよくなってくる。
じゃあ残り3割のドラマパートは面白いのかというと、これがまた箸にも棒にもかからないつまらなさ。1986年頃の中学生のゲームやマンガあるあるみたいなのをネタにした思春期ストーリーだが、もう本当につまらない。しかもそれらバラエティ部分とドラマ部分が交互に流れるだけで、両者につながりも関連性もなく、いったい何なんだ?と思ったら、終盤になってようやくちょっとだけつながるんだけど、それもかなり無理やりというかほとんどどうでもいいこじつけのような関連付け。はっきり言って、これ映画になってないよ!
ここ10年のうちに映画館で観た中で間違いなくワースト1の駄作。クソゲーならぬクソ映だった。こんなもん映画館にかけるな! バラエティ番組DVDの特典映像にでも付けとけ!
なんだか感動した。
ゲームパートは最高です
当時は命がけな気持ちだったんだろうなぁ
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