「ホドロフスキーのアマルコルド」リアリティのダンス ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
ホドロフスキーのアマルコルド
素晴らしい。音楽も素晴らしい。一家で映画をつくってるんだね。夢幻的ファミリーヒストリーの映画。内容はごくパーソナルな歴史を大道芸的手法というか、そもそも描かれている世界が事実であってもフィクションであっても封印したいグロさ満点の世界を巨乳母ちゃんの歌と音楽で美しく昇華されてる。ラストの離れていく船と船から見える荒涼とした鉱山、丸尾末広の登場人物みたいだった白黒の一団のフリーズしたスタンディーの間にいる「ぼく」。素晴らしい。
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