それにしても、エレファントカシマシは映画監督達にとっては、気になる存在らしい。
2004年には、是枝裕和プロデュース作品「扉の向こう」が発表されているし、
今作の監督は、山下敦弘である。
又、今作のインタビューでは、大根仁がエレカシについて、熱く語っている。
今作は、突発性難聴に見舞われた宮本に対して、石君、成ちゃん、トミが彼らなりの接し方をする様から、相変わらずの宮本のパワハラどころではないメンバーへの接し方(石君は腕立て伏せをさせられている・・)が前作同様に映し出される。
又、メンバーが宮本の耳の調子を心配しながら、野音のリハに臨んでいく姿もぐっとくる。
それにしても、中学生からの付き合いとはいえ、彼らの結束力の高さには毎回驚く。
(だって、宮本からリハ中、罵詈雑言を延々浴びせられながらも、その数時間後には皆で仲良く笑っているのである・・。不思議な光景だが、とても良い光景である・・。)
今作の白眉はエレファントカシマシという唯一無二なバンドを語る数々の人々の言葉である。
・大根仁 働いて初めて、エレカシのリスナーになれる・・・
・草野マサムネ(Spitz) まだ、正座してエレカシを聴いているのだろうか?と思われるエレカシ愛というか、敬愛の姿。
・綾部和夫 初代、エレカシマネージャー。貴重な言葉が数々聞ける・・。
・新井英樹 誰でも知っている”宮本から君へ”の作者。
・マキタスポーツ うーん、好きそうだなあ。いい事言うなあ。
<地域的に、映画を観る事は出来ず、DVDを購入。その後、幾度となく鑑賞している。>